ヤケクソで人生初のマッチングアプリに挑戦するも、爆速で終了…!何をもって「いいね」なのかわからない【作者に聞いた】
マッチングアプリを機に、「もしかすると恋愛をしたい訳ではない?」と気づいた
初めてのマッチングアプリは、見知らぬ男性の顔がたくさん並んでいる様子が次第に恐怖へと変わり、なんと一度も「いいね」を押すことなく終了してしまったそう。
「もともと人見知りなこともあり、マッチングアプリを開いてもどうしたらいいか分からなくなったんです。自己紹介を作成する際も理想の条件が思いつかず、『もしかしたら恋愛をしたいわけではないのかも…?と気づきました」




写真とプロフィールを眺めても「何をもっていいねなのかわからない!」と感じたそうだが、見た目よりも会った際のフィーリングが大切なのだろうか。
「好みのタイプを聞かれても特に思いつかないので、フィーリング重視なのかもしれません。ケンジ君のことも顔もちゃんとわからない状態から、運命の相手だと信じて疑わなかったので…(笑)」
初めて好きになったケンジ君との恋について「依存してた」と振り返るみくるべさん。具体的にどの部分が依存だったと感じるのか聞いてみた。
「相手の幸せを願うより、思い通りにしたい気持ちが強かったからです。また、『ケンジ君がいなくなったらすべてがダメになってしまう』と思っていたので 、執着していたのだと思います」
ケンジ君への執着を振り切るべく、連絡先をブロックすることを決意。この行動は相当勇気が必要だったそう。
「こちらからの連絡手段が完全に消えるので、めちゃくちゃ勇気が必要でした。ただ、そうでもしないと失恋の悲しみから抜け出せなかったと思います」








失恋の痛みを乗り越えるためには忘れる以外ないと、思い出の品を捨て、連絡先をブロックしたみくるべさん。彼女は一人でも生きていける人間へと変わることができるのだろうか。自身の体験を赤裸々に描く漫画を、今後も楽しみにしてほしい。
取材・文=石川知京