だんだんと大家さんのことが好きになっていった息子。「大家さんの愛が伝わったのだと思う」【作者に聞く】
大家さんのお庭は、息子にとって特別な遊び場
大家さんはハムソー君を見るたびに、謎の声と謎の動きで笑いを誘う「大家ギャグ」を披露してくれたそう。ハムソー君が懐いたのは、このギャグの影響が大きかったのだろうか。
「大家ギャグ、私もハムソーも大好きでした!初めて披露されたときは、私が1番笑ってましたね(笑)。それを見たハムソーもつられて笑い、『とても楽しいものだ』という認識になったのかもしれません。大家さんは本当にハムソーを好きでいてくださったので、ハムソーにもその愛が伝わったのだと思います」
また、自宅のお庭に時々2人を招いてくれた大家さん。ハムソー君はここで遊ぶのが大好きだったそう。
「お庭に入れてもらえると、『わあい!』と大喜びでした。普段は入れない場所で、ハムソーにとって特別な遊び場で、しかも大好きな大家さんがいる!という喜びだったと思います。約束をして入るというよりは、たまたま大家さんがお庭にいるときに通りかかって、『時間あったら庭を見るかい?』と声をかけてもらって入っていたので、ハムソーも『入れてラッキー!』という感じだったのかもしれません」








ハムソー君のことが大好きな大家さんと、大家さんに心を開いたハムソー君。2人の交流にほっこりする表題のエピソードやSNSで好評だった家族の話、ほかでは読めない描き下ろしも多数収録した電子書籍
「大家さんとハムソー」
は、各電子ストアにて配信中。
取材・文=石川知京