会社ぐるみのセクハラ・パワハラに慰謝料を請求!大切なのは「被害を受けている」という自覚【作者に聞く】

――加害者から書面で謝罪を受けたことや、慰謝料を受け取ったことで、心境に変化はありましたか?
本当に反省して、悪いことをしたとわかってくれているのかは文面だけではわかりませんが、謝罪文と慰謝料をもらったことで、世間的には勝ったことになるので、そこでとてもホッとしました。





――弁護士を頼って一番よかったと思ったことはなんですか?
謝罪文と慰謝料をもらえたこと、内容証明を作ってもらえたことです。
弁護士に頼らず自分ひとりで自力で内容証明を送る人もいますが、文面を考えて作成して郵送までひとりでやるのは、精神的にかなりしんどいと思います。
きっとそれらのことを私ひとりではできなかったと思います。でも弁護士にお願いすれば、作成から郵送まですべてやってくれるので、弁護士を頼ってよかったと思いました。



――弁護士に頼ろうか悩んでいる方にメッセージを送るならどんな言葉をかけてあげたいですか?
「相手を許せない、自分が納得できない、この気持ちを相手に訴えたい、慰謝料をとりたい」など思っている方は、迷わず頼るべきだと思います。弁護士に相談をしたら、あとはほとんどすべてやってくれるので、精神的負担もかかりません。内容証明を自分で送る方もいますが、個人の名前で送るより弁護士の名前が入っていた方が相手に与える衝撃も強いし焦るはずです。
けりをつけて、前を向きたいなら頼るべきだと思います!
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取材・文=濱田瑠奈