55歳の独身女性が恋をしたのは20歳のアイドル!?孤独な人生に光が差し、変わっていく様子に応援の声多数!【作者に聞く】
ハルコの人物像に込めた、ある女性との出会いと幼い頃の実体験
人生で初めて恋をしたハルコの姿は、少女のようでかわいらしい一方、青春時代を奪われてしまった過去の苦労も想像させる。そんなハルコの人物像には、くぼちーさんの過去の印象的な出会い、そして自身の幼い頃の実体験も込められているという。
「昔、アイドルに恋をしている70代の女性に話を聞いたことがありました。少女のように恋をしている姿が衝撃的で、記憶に深く残りました。『アイドルは自分の生き甲斐であり喜びだ』と語る彼女の表情が印象的で、それを55歳のハルコに投影させたいと思ったのが始まりかもしれません。また、私自身が家庭環境などに問題を抱え、寂しい幼少期を過ごしていたので、そういう心の寂しさをハルコの心情として描こうと思いました」


物語については「登場人物との出会いやその時々に合わせて展開している感じですが、それに対して不器用なハルコがどう答えを出していくのかを一つずつ描いているという感じです」とくぼちーさん。ちなみに、くぼちーさん自身は、最近何かにときめいたことはあるのだろうか。
「これが全くないのです。笑っちゃうほどない!だからこそ、何かに強くのめり込むことができる人たちがうらやましい。もしも自分がハルコのように推しのアイドルができたならどんなにいいだろうかと思いながら描いています。私にも癒やしが必要かもしれませんね」



