「でき過ぎた息子だよ…」頼りになりすぎる9歳に感動!スマホをなくして絶望した母への"神対応"が話題【作者に聞く】
買ったばかりのスマートフォンをなくして絶望している最中、「大丈夫。絶対見つかる!スマホ探しに行きな」と、家のことをすべて引き受け送り出してくれたのは…まさかの9歳!?
大人顔負けの”神対応”を見せる息子を描いた漫画形式の絵日記に、反響が寄せられている。9歳の長男、6歳の長女、3歳の末っ子次男との日々をアップしている、はんまま
(@hanma_ma)
さんに話を聞いた。

妹・弟のお世話から励ましの声かけまで。母は思わず「どっちが親」
神対応を見せたのは、長男・レンくん。下の子たちの世話を引き受けたうえ、はんままさんに「絶対見つかる」と声をかけ、さらに帰宅後にはお風呂に入るよう促してくれる姿には、ライターも思わず、「本当に9歳ですか?」と聞いてしまった。「本物の9歳です(笑)。長男は普段からキチッとした性格で、私の顔色をよく伺うので、この時も私がしてほしいことを察してくれたんだと思いますが、さすがに私も驚いたし、とてもうれしかったので絵日記に残した次第です」



当時の心境については、「普段と立場が逆転して、まさか子どもから背中を押されることになるとは…と驚きました。スマホが手元に戻るまでに体も気持ちも疲弊していたのですが、そんな疲れも吹っ飛ぶほど、心から長男への感謝の気持ちでいっぱいになりました」と振り返る。
日々、成長するレンくんを見守っているはんままさん。「乳幼児期はヤンチャで、それこそ毎日怒られている子でしたね。小学校中学年になってからは、体も心もグッと大人びたなと感じることはあります。学校以外での習い事などで、自分の世界が広がったことも影響していると思います」
レンくんは日ごろから、「とにかくよく気がつく!」子だという。「私が掃除した場所をすぐ見つけて『キレイになったねー!』と言ってくれたり、髪型や服装、化粧の変化などなど、『かわいいじゃん』『それかっこいいね』と素直にすぐ口にしてくれるところがすてきだなと思っています」
スマホをなくした話については、読者からも驚きのコメントが寄せられたそう。「『本当に9歳なの???』という感想が一番多かったですね!しかし、こんなにしっかりしていることばかりではなく、普段は普通の9歳なので、あくまでも今回のエピソードに限ってはすごいことだったのだなぁと私も驚きました」とのこと。



はんままさんが絵日記を描き始めたのは、レンくんが生まれてすぐ。「乳児期の記録として、ノートに手描きで絵日記を描き始めました。もともと絵を描くことが好きだったので、字で記録するよりも子どもの表情や動きを絵で描くことがおもしろく、現在に至っています」
Instagramを中心に絵日記をアップしつつ、昨年、ブログ「はんまま家。」も開設。子どもたちにピラティスのインストラクターである旦那さんも加え、家族の日々を投稿している。「ブログのほうでは、なんでも好きなことを描いて残す場所として、Instagramは育児日記を中心に残す場所として使い分けていこうと思っています。ブログはまだ始めたばかりなので、今後は写真なども含めた実録的な内容も書いていけたらと思っています。内容はまだ検討中です」
絵日記には、細かいこだわりが光る。「子どもの目つきや口元、意味不明な動きなど(笑)を、みなさんが『わかるわかる!』『それやるよね〜!』と思えるように、忠実に再現したいと思って描いています。写真ではとっておきの瞬間しか残せなくても、絵であれば記憶を思い出して何気ない日常の子どもたちの様子も残せるので、画力を上げていけるように日々模索中ですね」
ちなみに、きょうだい関係については、「みんな仲良しではないですね(笑)。毎日ケンカは絶えません。一瞬でケンカが勃発しても、数分後には普通に戻っていたり。その繰り返しです」とのこと。
末っ子は社交的。電車で泣いていた女の子も笑顔にさせる
3きょうだいの末っ子であり、次男のヨウちゃんの遠足にまつわるエピソードも、はんままさんのお気に入り。保育園の遠足にワクワクしたり、行けないかもしれないと知って絶望する愛らしい様子が描かれている。「とにかくヨウちゃんのかわいい仕草や言動、悲壮感に満ちた3歳児のリアルな表情などを再現した1作です」 と笑う。


遠足前に体温が高かったときに見せた顔が、このエピソードの見どころ。「あんな顔は初めて見ました(笑)!遠足が本当に楽しみで楽しみで、やっと当日になりワクワクニコニコしながら登園したのに…。体温を聞いて、一瞬で何かが崩れ去ったのでしょう。ヨウには悪いですが、先生と私は笑ってしまいました」
