初恋のドキドキやうれしくなかった初体験に失恋の痛みまで。自身の恋愛を漫画にしたことで思い出に昇華できた【作者に聞いた】
漫画を通じて再度体験することで、改めて気持ちの整理ができた
メンヘラ化したことも、初体験も、元カレとの最後の会話も、自身の恋愛のすべてを赤裸々に描いてきたみくるべさん。連載を振り返って今、どんな気持ちなのだろう。
「初めての恋愛から失恋までは、人生の中でも大きな出来事でした。そんなお話を描かせていただき、いろんな方に読んでいただいて、とてもありがたいです。漫画を通して再度失恋を体験することで、改めて気持ちの整理もつきました。そして最後まで描ききったことにより、完全に思い出に昇華できました!」
漫画では「まずは1人でもなんか楽しいって思えるようになりたい」とあるが、今後機会があればまた恋愛はしたいのか正直な気持ちを聞いてみた。
「機会があれば…。今のところ、恋愛している自分はイメージできないです。そんなことを言っていると、一生なさそうですね(笑)」









みくるべさんの初恋から失恋までが詰まった漫画は多くの反響を呼び、電子書籍化が決定。2024年5月31日(金)に配信がスタートするが、電子書籍化が決まったときの心境や見どころを語ってくれた。
「とにかくびっくりです!喜びと恥ずかしさが交互に押し寄せてきましたが、形に残せてとても幸せです。 電子書籍には描き下ろしも20ページ追加させていただきました。規制なしのフリーダムな内容なので、ぜひチェックしていただけるとうれしいです」
最後に、読者へのメッセージをもらった。
「失恋のやるせない思いをSNSに描きなぐっていたら、連載という新たなご縁に繋がりました。『つらい経験を悲しいままで終わらせない!』と思えたのは、漫画を読んでくださった皆様のおかげです。なにより同じ気持ちの方に出会えて、たくさんパワーをいただけたことがうれしいです。一緒に前を向いていけますように。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!」
自身の体験を赤裸々に描いた「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」は、2024年5月31日(金)より各電子ストアにて配信。
取材・文=石川知京