イケメンなのに自分に自信が持てず、恋愛できない男。「ボクの顔キモくないですか?」の質問がちょっとウザい!?【作者に聞く】
恋愛がしたくてもできない男は今回の漫画に必要不可欠だった
まずは今回、「自信がない男」を描いた理由を教えてもらった。
「この漫画は恋愛がテーマなので、ストレートに『恋愛がしたくてもできない男子』を登場させました」
加恋に「女の人の前だと緊張してうまく会話ができない」と、悩みを打ち明けるユキオ。さらには「ボクの顔キモくないですか?」と聞き、「キモくないけど…」と言われると「ビジネストークだ」と泣く始末。どこまでも自己肯定感が低いこのキャラクターは、どのように作ったのだろう。
「最初は自分の容姿がパッとしないため、自信が持てない人物にする予定だったんです。でも、見た目はイケメンなのにウザいほど自己肯定感が低い方がクスッと笑えそうだなと思い、このようなキャラクターになりました」






ユキオほどではないにしろ、自分に自信が持てない人は割と多いのではないだろうか。ちなみに蒼乃シュウさんは自信のあるタイプなのか聞いてみた。
「あまりないですね。でも雑貨や文房具や洋服など、『自分はこれが好き!』と自信をもって選べるものはたくさんあるので、好きな物の力を借りています」




自分のことを「キモい」と嘆くユキオに対し、「キモいというかウザいかも」ときっぱり言い放つ加恋。果たして加恋は、自己肯定感の低い男に自信を与えることはできるのだろうか。後編も楽しみにしてほしい。
取材・文=石川知京