話せなかった息子のお礼に、大興奮の大家さん。実はずっと気にかけつつも、踏み込まないでいてくれた…!?【作者に聞く】
クリスマスプレゼントは大家さんからではなく、あくまでサンタさんから!
クリスマスの朝、サンタブーツを渡されたときどのように感じたのだろう。
「『大家さんから』ではなく、あくまで『サンタさんから!!』と言われたので、びっくりしたしおもしろかったです」
サンタブーツをもらい、笑顔で「あと!(ありがとう)」と言うハムソー君。実はハムソー君は2歳を過ぎてもなかなか話すことができなかったため、「お礼が言えるようになったのか…!」と興奮し、「どういたしまして!」と満面の笑みで返す大家さん。この様子を見ていたもしゃもぅさんは、「もしかして大家さん…ハムソーが話せないことを実はずっと気にしててくれてた…?」と気づく。この時の率直な気持ちについて聞いてみた。
「ハムソーを家族のように感じてくださっているんじゃないかと思いました。そして、気にかけつつも踏み込み過ぎないでいてくれたことに、あらためて感謝しました」
ちなみにハムソー君はこの時期から徐々に話せるようになっていき、今ではお喋りな男の子に成長しているそう。
「この年の夏ごろに発語があって、そこからゆっくりながらもいろいろと話せるようになりました」






大家さんとの別れを描いた表題のエピソードやSNSで好評だった家族の話、ほかでは読めない描き下ろしも多数収録した電子書籍
「大家さんとハムソー」
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取材・文=石川知京