難読HNを考えることがオタクの楽しみ!?しかし初めてのオフ会でまさかの黒歴史化…!【作者に聞いた】









考え抜いたHNだが外で呼ばれるのは恥ずかしい…!
前回、自作ホームページの話を描いていた時にHNのことも同時に思い出しました。なので絶対にこの話も描こう!と決めておりました!
「音ゲー」という共通の趣味で繋がり、イラストの交換や合作をするほど仲良くなった友人「鏡架」さん。ネットで知り合い意気投合し、ゲーセンで遊んだりファミレスで絵を描いたりする約束をしていました。待ち焦がれていた当日、鏡架さんは母親とやってきました。そしてHNしか知らない鏡架さんの母に、「苺ちゃん」と呼ばれ、そんな女児みたいな可愛らしい名前で呼ばないで〜!と恥ずかしくなっていた記憶があります…。
次は外で呼ばれても恥ずかしくないHNにしようと決意した私でしたが、その後のHNは、獄童蝣八(ごくどうゆうや)と、恋乃蝣八(こいのゆうや)です。他の名前は黒歴史の闇に消え去りました…………。
ちなみに個人サイト時代、オフ会をしたのはこの日が最初で最後でした。しかし趣味の合う友人と過ごす楽しさはかけがえのないものだったため、その後のSNSでは積極的にオフ会をすることに。鏡架さんも、ネットで知り合い、特に付き合いが深かったのは3年ほど(当時の感覚では悠久)でした。今も元気にしてたらいいなぁと思います。
平成をオタクとして過ごした人は懐かしさと恥ずかしさに震え、Z世代には平成オタクの生態が新鮮に感じられる、黒歴史漫画。オタクではない人ももちろん楽しめる一冊なので、何も考えずにクスっと笑いたい人は、ぜひ闇に封じられた黒歴史の扉を開いてみてほしい。
取材・文=石川知京