所持金2000円で執事喫茶へ‼お嬢様になりきって放った言葉はまさかの…「うむ」!?【作者に聞いた】








お嬢様になりきるつもりが心の中の武将が出てきてしまった…
800円のオレンジジュースを見つけ、震えながらオーダーすることにしました。中学生にとっては高級な一杯でしたが、お小遣いが足りないショックと、高級感あふれるその場の雰囲気に緊張して、正直味はよくわからなかった気がします……(笑)。でもそれしか注文できなかったので、時間をかけて大事に味わって飲みました!
一緒に訪れたハルミさんは毎週来ているだけあって、注文や執事との会話もスマートでした。その様子を見ていて「私もせっかく来たんだし、なりきってみようかな…」と思ったんです。しかし執事に「お嬢様、お水のおかわりをお持ちいたしましょうか?」と聞かれ咄嗟に出た言葉は、戦国武将風の「うむ」でした。
当時は戦国武将をモチーフにしたゲームにハマっていたこともあり、日替わりでいろんな武将が心の中に出てきていましたね。ピンチのときなどはよく脳内で英語を喋る武将が、「PARTY TIME…」と呟いてました。
平成をオタクとして過ごした人は懐かしさと恥ずかしさに震え、Z世代には平成オタクの生態が新鮮に感じられる、黒歴史漫画。オタクではない人ももちろん楽しめる一冊なので、何も考えずにクスっと笑いたい人は、ぜひ闇に封じられた黒歴史の扉を開いてみてほしい。
取材・文=石川知京