コピー本、ラミカ、フリーペーパー…平成時代のオタクの手作りグッズが凄すぎる!同人即売会の思い出【作者に聞いた】
「コピー本」はZINEのはしり…!?
まずはイベントで販売するグッズについてです。花形はやはり本ですが、私たちは「合同本」と「コピー本」を作ることにしました。
「合同本」は、同人誌印刷を専門にしている業者さんに入稿して作ったものです。紙や表紙のコーティングを選べて、断裁面もしっかりそろっているので、売り物のような立派な冊子になりますね……(内容はともかく)。「コピー本」は今でいうZINEのようなものですが、(当時は)オマケ程度に作る方が多く、モノクロコピーの一色刷りでそこまで装丁に凝るものではなかった雰囲気です。






本だけでなく定番グッズの「ラミカ」も作ろうと張り切っていました。印刷したイラストをラミネート加工してカットしたこのグッズに、懐かしさを覚える人も多いのではないでしょうか。
そのほかだと、グラデ便箋は鉄板ですね(笑)!!あとはメイキングトイの「Canバッチgood!」で自作した缶バッジや、普通紙にコピーしたシールなど、今では業者さんで印刷できるグッズなんかもすべて手作業で作ってました!






イベント当日はコスプレして売り子をすることにしたえるぽぴさん。果たして渾身の合同誌やグッズたちは売れるのだろうか…?オタクではない人ももちろん楽しめる一冊なので、何も考えずにクスっと笑いたい人は、ぜひ闇に封じられた黒歴史の扉を開いてみてほしい。
取材・文=石川知京