推しの同人誌を端から端まで購入する「島買い」や、ドキドキと緊張が止まらない「スケブ」って?平成時代のオタクが熱狂した同人即売会【作者に聞いた】
即売会は財布の紐が緩んでしまう…!
渡されたスケッチブックを見てみると、そこには超有名な神絵師の生イラストが。ただでさえその場で絵を描くのは緊張するので、全く上手く描けませんでした!!!!アナログはいい意味でも悪い意味でもごまかしが効かないので、今でも緊張します……!



私がスケッチブックに奮闘しているころ、相方の木村は同人誌を買うために推しの島を訪れていました。ちなみに即売会ではキャラクターごとにサークルがまとまっていて、その区域を「(キャラクター名)島」と呼びます。
なんと木村はそこで、見本を見ずに推しの同人誌を片っ端から買い漁る「島買い」を発動していたんです。本人曰くあの買い方は、人生で一度しかやったことがないとのことでした……(笑)。ちなみに当時は頒布価格がだいぶ安かったこともあり、3万円くらいで済んだそうです!





ちなみに買い物は慎重派の私は、島買いをしたことはないですね……!それでも即売会は本当に財布の紐が緩んでしまうので、いつの間にか財布が空になっているのはあるあるです……(笑)。
平成をオタクとして過ごした人は懐かしさと恥ずかしさに震え、Z世代には平成オタクの生態が新鮮に感じられる、黒歴史漫画。オタクではない人ももちろん楽しめる一冊なので、何も考えずにクスっと笑いたい人は、ぜひ闇に封じられた黒歴史の扉を開いてみてほしい。
取材・文=石川知京