オシャレさんだらけのデザイン学科でオタクをカミングアウト。するとなぜかコスプレしていることがバレていた…!「コスプレしてるでしょ」【作者に聞いた】
ひと昔前まではなんとなく、オタクは一般人に隠さないといけない風潮があった
見渡す限りオシャレな人たちばかりの教室で最初、ずっと緊張と気後れしてました(笑)!しかし自己紹介で「同人活動もしてます!」と言っている人も。この流れに乗って自ら「オタク」だと言ってみると、一気に緊張が解けたんです。この自己紹介を機に自分の一部をさらけ出せたような気がして、割といつも通りになれたような気がします!







オタクであることを受け入れてもらって、「いい時代になった」と感激しました。それまでもオープンな人はいましたが、世間からの風当たりは今よりも強かったですね…!もちろん恥ずかしさもあるのですが、オタク内でなんとなく「オタクであることは一般人には隠さなきゃいけない」風潮が強かったという背景もありました。
ずっとオタクだったので、やはり似た温度感の人といると落ち着きます……(笑)。今でもオタクじゃない人とは、何を話していいかわからないです!
平成をオタクとして過ごした人は懐かしさと恥ずかしさに震え、Z世代には平成オタクの生態が新鮮に感じられる、黒歴史漫画。オタクではない人ももちろん楽しめる一冊なので、何も考えずにクスっと笑いたい人は、ぜひ闇に封じられた黒歴史の扉を開いてみてほしい。
取材・文=石川知京