【漫画】タヌキがSNSを駆使して人間を教育!?「真実と求められている姿は全然違う!」【作者に聞く】
アニメやゲームでもよく登場する動物のタヌキ。かわいいイメージで身近な存在だが、その生態についてはあまり知らない人も多いのでは。そんなタヌキがITを使いこなし、私たちに真実を教育しようと試みる…!?
SNSに漫画を投稿する図師雪鷹(
@zushi_yukitaka
)さんの漫画「現代たぬきは教育者」をご紹介。図師さんにも漫画を描いたきっかけやこだわりなどを聞いた。

漫画誕生のきっかけはXのトレンド入り。実はイメージと違った本当の「タヌキ」
「小さいころからとにかく物語を作りたかったんです」という図師さん。働きながら漫画家を目指しており、SNSにも作品を多く投稿している。「現代たぬきは教育者」は、人間に飼われるタヌキが主人公だが、なぜタヌキを描いたのだろうか。漫画が誕生したきっかけを聞いた。
「『多くの人に自分の作品を読んでもらいたい』という想いから、ページ数が少なく、読みやすいSNS漫画に取り組んでいたころに描きました。タヌキという題材を選んだのは、その当時Xでずっとトレンド入りしていたからです(笑)。実はずっとタヌキの漫画を描いてみたいと思っていたので、ちょうどいいきっかけになりました。情報を集めていくうちに先入観で語られがちな動物だと気づき、この漫画のテーマのひとつである『真実と求められている姿の乖離』が生まれたんです」


4ページという短い物語の中でリアルな姿から始まり、次々と表情が変わっていくタヌキ。作画は図師さんが力をいれたポイントでもあるそうだ。
「こだわったのは最初のページの2、3コマ目です。とにかく目を引いて『なんだこれ!?』と思われるよう、パソコンをカタカタと触るタヌキ、そして強調されるドヤ顔…という風に展開しました。この時の顔はできるだけかっこよく描いたつもりです。『タヌキはかっこいい』ということを知ってもらいたかったんです」
