遠距離恋愛中の彼と暮らすため、アルバイトを辞めフリーランスへ!なのに彼から「地元で就職先探したら?」と言われて…【作者に聞いた】
別れ話の雰囲気を感じつつも、ここで終わらせるつもりはまったくなかった
空港での別れ際、離れるのが寂しくて泣いてしまった私に対して冷たい反応のケンジ君。「どうにかせねば」と、バイトを辞めることを即決しました。普段からまずはやってみてから考えよう!と、すぐに決めるタイプです。考えがよぎったのならやりたいってことじゃん。よし、やってみよう!と。ただ今回のことに関しては、もう少し現実的に考えられたらよかったなと今では思います…(笑)。
フリーランスを目指すために勉強を始めた私と、交流の輪を広げている様子のケンジ君。お互いに依存せず充実した日々を送っていると思っていましたが、徐々に「心の距離が離れていってる気がする」と感じるように。
毎日通話したい派のケンジ君が、「一週間に一度でいい」と言ったときはめちゃくちゃ焦りました。言葉の節々にやんわり突き離すような印象を受けたり、ちぐはぐだなと。今まで見ないふりをしてきた小さな違和感が、いよいよ爆発した感じでした。



そして2020年の暮れ、ケンジ君から「大事な話がある」とメッセージが。「いい意味に聞こえない」と思いつつ電話してみたところ、ケンジ君はなんと1時間以上も無言を貫きました。過去に怒らせてしまったときも同じようにだんまりだったので、これは絶対何かあるなと。雰囲気から別れ話で間違いなさそうだったので、「早く切り出してくれ〜!」と思っていました。ただ、私としては最終的に仲直りできると思っていて、そこで終わらせるつもりはまったくなくて。とにかく挽回したくて仕方なかったです。






沈黙するケンジ君に思い切って「もしかして別れ話?」と聞いたところ、電話口からはまさかの泣き声が…。果たして2人の関係は元に戻るのだろうか?当時の思いを赤裸々に描く漫画を今後も楽しみにしてほしい。
取材・文=石川知京