「失恋して辛いのは私だけじゃない」「世間一般の普通にはなれないと壁を作っていたのは自分自身?」SNSを通して気付いたこと【作者に聞いた】


失恋から立ち直れていない人は、自分だけではないと知った

失恋の乗り越え方を聞くと、「時間が解決する」「新しい恋をする」などたくさんの回答が寄せられました。その中で私が自分に合いそうだと感じたのは、「推し活など趣味に没頭する」というもの。元々オタク気質で、漫画やK-POPなどハマったら一直線になるタイプなので、きっと私に向いているなと。恋愛と推し活の両立はできなかったため、元の自分に戻る感覚でした。

しかしフォロワーさんからは乗り越え方だけでなく、「いまだに立ち直れていない」とのメッセージもたくさん届いたんです。失恋後はしばらく自分だけしか見えなくなり、常に孤独を感じていました。でもリアルタイムで同じ気持ちの方からメッセージをいただき、周りが見えなくなっていたとハッとしたんです。前を向く力になったので、SNSでの発信を通して私も同じように何か力になれないかなと、考えるようにもなりました。


自分だけでなく周囲も見れるようになって気付いたのは、「世間一般の普通にはなれないと壁を作っていたのは、私の方だったのかも」ということ。恋愛できない自分の恥ずかしさを誰かに指摘されたくなくて、「どうせリア充にバカにされてる」と、勝手に悲観していました。傷つく前に壁を作り、自分を守ろうとしていたイメージです。コンプレックスゆえに攻撃的というか、恋愛をしている人たちを謎に威嚇していましたね。

失恋を漫画のネタにして、多くの人に見てもらおうと決意したみくるべさん。「この経験を悲しいだけで終わらせないぞ!」と前を向く彼女に偶然、とある本との出合いが訪れる。自身の体験を赤裸々に描く漫画を、今後も楽しみにしてほしい。


取材・文=石川知京

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