【ネコ漫画】生後6カ月前後で行う避妊手術、当日は心配で眠れない…。メリットとデメリットを理解したうえで、慎重に判断を
避妊手術のメリットとデメリットとは?
その後も乳歯が生えては感激し、ミルクを飲んだあとに披露してくれる「ウリダンス」に歓喜し、幸せにあふれた日々を過ごしていた樹さんたち。だが6カ月を過ぎたころ、一番心配だった避妊手術の日がやって来た。避妊手術は通常、生後どれくらいで行うものなのだろうか。
「生後6カ月前後で行うのが一般的だと思います。猫ちゃんによって成長スピードが違ったり、避妊手術前に発情期を迎えてしまったりする場合もあるので、避妊手術のタイミングはかかりつけの先生と相談しながら決めていくのがいいと思います」
そもそも避妊手術は、必ず行わなくてはいけないものなのだろうか。行うべき理由とともに、教えてもらった。
「避妊手術が必要かどうかは猫ちゃんの健康状態や暮らしている環境などによって変わってくると思うので、絶対に行わないといけないということはないと思います。
現在、我が家には女の子が7匹いるのですが、みんなに避妊手術を頑張ってもらいました。かわいそうだと思いながらも避妊手術をすることを選んだ理由は大きく分けて3つあります。
1.乳腺腫瘍や子宮蓄膿症などの生殖器系の病気を予防することができる
2.発情期のストレス軽減、問題行動がなくなる
3.望まない妊娠を避けることができる
避妊手術は全身麻酔下での手術となり、100%安全とは言い切れません。だからこそ避妊手術を行う際のメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、わからないことや不安なことはかかりつけの先生に相談し、慎重に判断することが大切です」



ほのぼのした日常だけでなく、一緒に暮らすうえで知っておきたいことや保護猫をめぐる悲しい現状なども描く漫画版「にゃんかつ」。学びのある漫画を今後も楽しみにしてほしい。
取材・文=石川知京