【ホラー漫画】金で愚かな人間を誘う風船の怪、蛇の姿で女を襲う怨念。探偵が追う怪異の物語誕生のきっかけとは【作者に聞く】
金をぶら下げ、欲に目がくらんだ人間を誘惑する風船や、蛇の姿となって女性を襲う怨念。そんな怪異が起こる場所に静かに現れる怪奇探偵の煙羅。得体の知れない恐怖や怪奇と、それに向かう煙羅を描く真山創宇(
@kaisow021
)さんのホラー漫画「煙羅怪奇な物語」を紹介する。真山さんにもアイデアが生まれるきっかけや、心掛けていることなどを聞いてみた。


煙のように現れ、そして消える主人公・煙羅。物語誕生のきっかけは?
以前はホラー雑誌でホラー漫画を描いていたという真山さん。その後は個人で活動しており、漫画「江戸怪談百の世の夢」を制作。現在は「煙羅怪奇な物語」をpixivで連載中だ。真山さんに「煙羅怪奇な物語」の誕生のきっかけを聞いた。
「視える人や怪異と対峙する人が出てくる作品が好きで。『煙々羅』という煙の妖怪が好きなんですが、煙のように現れていつの間にか消えている男を主人公に、プロットがいくつかできたので形にすることにしました」


恐怖に直面した人たちの元に現れ、クールに対処していく煙羅。一方で、物語では人間の愚かな部分が描かれることもあり、そんなとき煙羅は彼らがたどる結末を冷静に見届ける。ストーリーのアイデアはどのように浮かんでくるのだろうか。
「ふと浮かぶことが多いです。ストーリーとして浮かぶこともあれば、『虫取り網で生首を捕まえている男』という謎文章だけ浮かんでメモして、後々そこからストーリーを膨らませることもあります」
