【ホラー漫画】金で愚かな人間を誘う風船の怪、蛇の姿で女を襲う怨念。探偵が追う怪異の物語誕生のきっかけとは【作者に聞く】
「描き込みが終わらないことも」ホラーの魅力と作画へのこだわり
ホラー作品を描き続ける真山さん。ホラーの魅力について尋ねてみると、「恐怖やグロテスク、怪奇の中に感じる美、そして好奇心を刺激するところ」だという。そんな真山さんが漫画を描く際に心掛けていることを聞いた。
「恐いものは恐く描くことと、恐怖や狂気の感情など、その時の表情は大事にしているかもしれないです。背景などの雰囲気もイメージがあるので、こう表現したいと思ったら描き込みが終わらないことも多いです」



「煙羅怪奇な物語」は、現在pixivで連載中。短編だけでなく長編作品もあり、書籍や電子書籍で販売されている。最後に真山さんの今後の展望と、読者へのメッセージを貰った。
「作品を読んでくださってありがとうございます。『煙羅怪奇な物語』シリーズは形にしたい話がまだまだあるので、それらを形にしていきたいと思います。体力持ちますように。
今後もお付き合いいただけるとうれしいです」



煙羅はこれからどんな怪奇に出会うのだろうか。これからの真山さんの作品にも期待したい。
取材・文=松原明子