“麻酔なし”の手術であまりの痛みに悶絶…葛藤の末に迎えた減胎手術当日。術後にあふれた感情とは【作者に聞く】









――その後、無事に双子をご出産されたサヤさん。手術から約10年が経った今は、この経験をどのように受け止めていらっしゃいますか?
当時は苦渋の選択で、手術後は2つの命に対する罪悪感がありました。しかし双子妊娠中、切迫早産で早くに管理入院をしたり、お腹の中で2人育てるだけでもとても大変なことだと実感しました。そして、健やかに成長していく双子を見て、私たち家族にとって減胎手術は、母体と子の命と健康を守るために必要な選択だったのだろうと、長い年月をかけながら受け入れていきました。
なくした2つの命のことは、何年経っても、何かの折にふと思い出します。これからも夫婦で手を合わせていきたいと思います。
楽あり苦あり、波乱万丈な日々を綴った育児エッセイ「今日も三姉妹が舞う!〜七転び八起き育児日記〜」は隔週火曜日18時更新予定です。