全身麻酔から覚めたら、声が出ない!ナースコールを連打しても、気づいてくれず大ピンチ!【漫画の作者に聞く】


声は出ないが、その状況を周囲に伝えないといけない。声が出ない中、思いついた苦肉の策が「ナースコールの連打」。しかし、誰も気づいてくれない。やっと事情を察知した先生が処置を試みるが…。

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3話10-2(3話終)


意思を伝える手段がナースコールしかなかった

手術後に声が出なくなるというのは、やよいかめさんにとっては当然初めての体験。どうしても焦ってしまう。「手術後、患部の鼻にたくさん綿や包帯が入っていたので、無意識に口から呼吸をしようとしたんですが、いつもより空気が入ってこない感じでした。『あれれ?』と。そばにいた先生に声をかけようとしても、声が出ないし体が動かない」。本人はそんな状態なのに、先生たちが「手術うまくいってよかった」って話している声を聞いて焦ったという。「ストレッチャーで病室に向かう間も、麻酔のせいか意識も途切れ途切れで、息苦しいのがだんだん怖くなってきました」

病室に戻って少しすると体が動くことに気付いたが、やはり声が出せない。「手術後で時間の感覚もなくなっていたので、今が何時かわかりません。もし担当医の先生が家に帰ってしまい、このまま朝まで放置されたら…と怖くなりました。そして、気づいてもらうには私が〝異常な行動〟をするしかないと思って、ひたすらナースコールを連打してしまったんです」

喉の奥に包帯が張り付いたりすることは「以前、耳鼻科の看護師さんに聞いた話では、術後たまにそういうことがあるそうです(あくまでその方のお話ですが)。鼻のすごく奥で喉につながっているような部分で見えにくいし、出血量の違いや鼻腔の長さとか個人差もありますし。術後呼吸も一応ちゃんとしていて、心拍数も問題がなかったからこそ『手術がうまくいってよかった』と先生も話していたと思うんです」

ちょっと焦ってしまったが、お医者さんにきちんと処置をしてもらい、ぐっすり寝入ってしまったやよいかめさん。傍から見ていたご主人からは、どのように映っていたのだろうか。

※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため、閲覧にはご注意ください。


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