出産予定日に不倫相手との旅行を計画し、ニヤける夫。シタ側からのタレコミに「小説よりも衝撃的」【作者に聞く】

不倫体験談の漫画化は時につらさを伴うことも


出張というのは嘘で、本当は不倫相手と出産予定日に旅行を予定していた夫。このエピソードはシタ側からの体験談を元に描かれているが、初めて聞いた時の率直な気持ちを聞いてみた。

「小説みたいだな、と思いました。多くのタレコミにも同様の感情を抱きます。むしろ小説よりも、衝撃的だと感じる内容が多いです。また、女性側の『妻よりも優位に立っている・不道徳な行為をしている』ことを、楽しんでいる様子が伝わってきました」

衝撃的な内容を漫画化する際、時につらさを感じることもあるという。

「子供が関わる話だと、本当にしんどいです。私自身2人子どもがいることもあり、そのつらさに共感して時には泣きながら描くことも…。どうしてもしんどい時はいったん筆を止め、キャラクターの視点から心情を捉え直したり、自分自身がその状況にどう向き合うかを問いかけたりすることで、少しずつ心を整えるようにしています。苦しい気持ちを作品に込めることは大変ですが、その分読者から『自分も同じ気持ちだった』『心が救われた』などの反響をいただくこともあり、それが支えになっています。描いてよかったと思える瞬間ですね」

妻の不安を感じることなく、不倫相手との旅行で頭がいっぱいの夫。シタ側からの体験談を赤裸々に描く漫画を、今後も楽しみにしてほしい。


取材・文=石川知京

  1. 1
  2. 2

この記事の画像一覧(全163枚)

Fandomplus特集

マンガ特集

マンガを読んで「推し」を見つけよう

ゲーム特集

eスポーツを「もっと知る」「体験する」

ホビー特集

「ホビー」のトレンドをチェック

注目情報