【ネコ漫画】子猫を自分たちで育てるか、里親に出すか。費用やお世話の面で悩んだ末に出した答えとは?
現実的な問題は山積みだが、できることなら親子を離れ離れにしたくない
5匹の先住猫にココ、そして生まれたばかりの4匹をあわせて10匹もの大家族になることから、子猫を里親に出すか悩んでいた樹さん。当時、特に悩んでいたポイントを教えてくれた。
「できることなら10匹みんなで暮らしたいという思いが強かったので、どうしたら一緒に暮らせるのかをずっと考えていました。主にお家が手狭になってきたことについて悩んでいました」



10匹の猫と暮らすのは費用やお世話の面で大変なことが満載だが、親子を離れ離れにしていいのだろうか。散々悩んだあげく樹さんが出した答えは、「子猫を里親に出さず自分たちの手で幸せにする」こと。この結論にいたった決め手について聞いてみた。
「ココちゃんが必死に子育てをしている姿や、赤ちゃんたちが寄り添って生きている姿を近くで見て、このままずっとみんなで一緒にいられたらいいなと思うようになりました。それに子育てが落ち着いたらココちゃんは避妊手術をすることが決まっていたので、この子たちがココちゃんにとって最後の子供、最後の子育てになるんだと思ったら、離れ離れにするなんてできませんでした」



その後すくすく成長し、すっかり大きくなった子猫たち。現在、ココとの関係はどうなのだろう。
「相変わらずみんなココちゃんのことが大好きで、とっても甘えん坊さんです。大きくなった今でもココちゃんのお乳を飲もうとする子もいます(笑)」
ほのぼのした日常だけでなく、一緒に暮らすうえで知っておきたいことや保護猫をめぐる悲しい現状なども描く漫画版「にゃんかつ」。学びのある漫画を今後も楽しみにしてほしい。
取材・文=石川知京