がん患者を自宅で看るのは本当に大変!介護がうまくいかず、おじの人格が豹変して…【漫画の作者に聞く】

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看護の苦労は想像以上!まずはねぎらってあげて

じゅんちゃんが電車を極度に嫌がったのは、どんなところに原因があったのだろう。「じゅんちゃんは『見られる』ということをとても嫌がっていました。『変な奴が乗ってきた、って思われたかも』とじゅんちゃんが言ったのを聞いて、私はびっくりして思わすそれを否定しましたが。見ず知らずの人たちにまで同情の眼差しを向けられることは想像以上に辛かったのかもしれません」

そんなじゅんちゃんに対し、看護するおじちゃんもどんどん神経質になり、孤立していく姿が描かれる。やよいかめさんはそれを見ていた経験から、同様の境遇にある人へ思いをいたす。「誰かを介護されている方がいたら、まず『毎日お疲れさまです!』と頑張りをねぎらってあげたいです。閉じられた世界にいて、誰からも頑張りを認められない状態というのは、かなりしんどいことだと思うので」

ひとりで抱え込まず、医療のプロに相談を

考え方は人それぞれだが、やよいかめさんはそんな経験も踏まえ、自分ががんを罹患したときは迷いなく病院での治療を選んだ。「近年は病院で、患者本人だけではなくその家族に対するサポート体制も整ってきました。ひとりで抱え込まず、不安なことは医療のプロに相談する。そしてたくさんの信頼できるプロに助けてもらえる状況を整えることが最善だと思います」

医療機関について不安を抱く人についても、「不安を煽るような書籍を読んだり、医療関係者が逮捕されるニュースを見たりすると病院を信じられなくなってしまうこともあるかもしれません。ですが、多くの医療関係者の方はとても真摯に患者とその家族に向かい合ってくれています」という。

おじちゃんが一縷(いちる)の望みを賭けて、自ら決めた自宅療養。しかしその結末は思い通りにはいかなかった―。

※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため、閲覧にはご注意ください。

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