【ネコ漫画】驚くほど人懐っこい野良猫が庭に来た!保護を考えるも、まずは観察が必要な理由とは?


野良猫ではなく、迷い猫の可能性も

まずはリンの第一印象について、樹さんに聞いてみた。

「遠くから見てもわかるくらいガリガリに痩せていて、初めてリンちゃんに触れた時は驚きと共にショックを受けたことを今でも覚えています。リンちゃんは出会ってすぐにスリスリしてくれるくらい人懐っこくて、元気に『ニャ~ン』とお返事してくれるお喋りニャンコちゃんでした。昔も今も甘えん坊さんでとってもかわいいです♪」

野良猫だったリンはその後、頻繁に家に来るように。保護を前提に様子を見ることを決めた樹さん夫婦だが、すぐに保護をしなかった具体的な理由を教えてくれた。

「野良猫でない可能性や子育て中の可能性もあるので、まずは注意深く観察することが必要です」

①本当に野良猫なのか確認する
・人に慣れている場合、迷い猫(飼い猫が脱走してしまった)の可能性もある。

②健康状態や性別をチェックする
・具合が悪かったり、怪我をしたりしている場合は、すぐに保護を検討する。
・先住猫に病気が感染するリスクがあるため、慎重に行動する。
・女の子の場合はお乳やお腹の膨らみ具合、食欲の変化などから、妊娠中なのか子育て中なのかを見極める。

③性格や行動を観察する
・急に保護をすると強いストレスを与えてしまうため、段階的に信頼関係を築く。
・性格に合った保護方法を選択する。
・子猫がいるか、一緒に過ごしている猫ちゃんがいるかなど、保護をしようとしている猫ちゃんが置かれている状況を把握する(子猫がいる場合、母猫と引き離してしまうと子猫の居場所が特定できず、衰弱させてしまう可能性がある)。


たくさんお喋りし、玄関先では3時間もお昼寝するなど、初対面の時から驚くほど人懐っこかったリン。人間のことが大好きな様子だが、先住猫とはすぐに打ち解けられたのだろうか。

「最初は先住猫に対してシャー!シャー!と威嚇しまくってましたが、今ではすっかり打ち解けて仲良く過ごしています。最近はウルと一緒に追いかけっこをしたり、プロレスごっこをしたりして遊んでます」


ほのぼのした日常だけでなく、一緒に暮らすうえで知っておきたいことや保護猫をめぐる悲しい現状なども描く漫画版「にゃんかつ」。学びのある漫画を今後も楽しみにしてほしい。

取材・文=石川知京

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