娘は「屈折性遠視」と判明!治療用メガネで視力の発達を促すことに【作者に聞く】
試着してゆずぴーに合う治療用メガネが見つかったものの…
検査の結果、ゆずぴーは「屈折性遠視」のせいで内斜視になっていたことがわかった。小さな子どもが自分で目の違和感を伝えるのは難しく、作者自身も視力が良いということもあり、診断結果には驚きが大きかっただろう。
「検査の数値を見せられた瞬間は、もう頭が真っ白でした。『えっ、そんなに?』『そんなに見えてなかったの!?』と、信じられない気持ちでいっぱいでした。私は視力が良いほうなので、娘も問題なく正常な視力で生まれてきているはずだと思い込んでいて…。『この子は見えにくい世界にいるんだ』と思ったときは、胸がギュッとなりました。
その場で先生が丁寧に説明してくれたのに、内容があまり頭に入らなくて。帰り道は、娘の横顔を何度も見ながら『この子はどんな世界を見ていたんだろう』って、ずっと考えていました」








「屈折性遠視」と診断されたものの、すぐに治療を始めれば視力を発達する可能性が高いということがわかった。希望の光が見えた時の心境は?
「ホッとした、というのが一番の気持ちでした。『間に合わなかったらどうしよう』と思っていたので、『今からでも大丈夫』という言葉が本当に救いでした。でもその一方で、まだ1歳だし、顔に何かをつけること自体を嫌がる時期だったので、ちゃんとメガネをかけてくれるのか、すぐ外しちゃうんじゃないか…と不安もありました。
『よかった』と『うまくいくかな…』の気持ちが混ざっていて、前向きにはなれたけど、気を抜けない感じでした」
ゆずぴーの治療用メガネを購入しにメガネ屋へ!弱視治療用のメガネを豊富に取りそろえた店舗で、さまざまな種類からゆずぴーに合うものを選ぶ様子が描かれている。
「とにかく品ぞろえが豊富でびっくりしました!治療用のメガネって、もっと選択肢が限られているのかと思っていたので…。しかも、どれも見た目が可愛く、フィット感も考えられている感じで、専門店ならではの工夫がいっぱい詰まっているのがわかりました。
店員さんもすごく詳しくて、『まずはお子さんが“自分で選ぶ”ことが大切ですよ』って声をかけてくれて、娘が鏡の前でニコッとした瞬間をすごく大事にしてくれたのが印象的でした。もちろん、試着の際はじっとしてくれなかったりで少し大変でしたが…。
この時期のメガネは『治療の道具』でもあり『本人の自信にもなるんだな』と、学びの多い時間でした」
無事、ゆずぴーのメガネを購入することができた今回のエピソード。チャチャモ家が「弱視」と向き合っていく様子をハートフルに描くチャチャモ シトロンさんの漫画を、今後もお楽しみに!