弱視の娘が泣いて嫌がる“アイパッチ訓練”は、メガネ装着型の布アイパッチで解決!【作者に聞く】
アイパッチ装着には成功したもののストレスが溜まってしまったゆずぴー
斜視を伴う弱視の場合に効果的な訓練として、アイパッチを装着して“脳の視覚野を鍛える”ことになったゆずぴー。しかしメガネデビューの時と同様、完全拒否!このピンチも、「メガネに布を被せる」という代替案で何とか乗り越えることができた様子が描かれている。布製アイパッチを採用するに至った経緯は?
「元々、眼科から『布製のアイパッチもある』とは聞いていましたが、完全に粘着テープで遮蔽した方が効果が高いそうで眼科でもそちらを推奨されていました。しかし実際につけてみると想像以上に嫌がってしまい…。そこで布製のものを試してみました。布製アイパッチの価格はピンキリですが、ネット通販でも購入できますし、ハンドメイドショップなどでは可愛いデザインのものも販売されています」








アイパッチ装着には成功したものの、そのせいで無意識の内に溜まってしまっていたストレスが夜泣きや寝相に現れてしまう。異変に気付いた作者は、幼稚園を休ませることに。この選択が今後においても功を奏したようだが、なぜすぐに適切な判断ができたのだろうか?
「普段と違う泣き方だったので、すぐに『ストレスだろう』と親の勘で分かりました。片目を隠して生活するのは、大人が思う以上に子どもにとって大きな負担だと実感しました。しかも訓練は長期的に続くものなので、疲れすぎた時には一旦お休みした方が、その後また前向きに取り組めると感じました」
気付かぬ内にストレスが溜まっており、つらい思いをしているであろうゆずぴーが、幼稚園をお休みすることになると「ママもご飯作るのお休み」「ママ毎日頑張ってる!」と母親を気遣ってくれるシーンも。あまりにも天使すぎるゆずぴーの姿に、母親である作者はどのようなことを感じたのだろうか?
「その時は『ママのことをよく見ているんだな」と強く感じました。家事や仕事をしている姿を日頃から見ていて、腰が痛いと呟くと腰をトントンしてくれることもあります。思いやりのある子に育ってくれていることが、とても嬉しく、感動しました」
ゆずぴーがアイパッチを克服し、母親を思いやる一面も描かれた今回のエピソード。チャチャモ家が「弱視」と向き合っていく様子をハートフルに描くチャチャモ シトロンさんの漫画を、今後もお楽しみに!