弱視の娘が前向きにアイパッチ訓練をするために「お楽しみ」を用意!【作者に聞く】
目にいい効果も期待できる具沢山スープを、親子で楽しく作る
漫画の中では、作者のチャチャモ シトロンさんが「頑張ったらいいことあるかも」とゆずぴーを励まし、アイパッチを付けるよう促している。やはり子どもにアイパッチを付けてもらうには、上手くその気にさせる作戦が必要なのだろう。チャチャモ シトロンさんも試行錯誤してきたようだ。
「子どもにとってアイパッチは、特別な動機づけがないと難しいかもしれません。『頑張ったらいいことがある』という経験を積ませると、とっても嬉しそうに喜びますね。トイトレの時はシールやスタンプカードを使っていたので、アイパッチは別のご褒美にしようと考えてました。ただ物を与えると出費も増えますし、何より“日常の中の小さな体験”こそが子どもにとって特別だと思ったので、この時は初めての体験をそのままご褒美にしてみました」
“いいこと”とは、ママと一緒にお料理をすること!ゆずぴーはずっとやってみたかった卵割りにもチャレンジし、微笑ましい場面となっている。ゆずぴーが最初に料理や卵割りに興味を持ったきっかけは?
「おままごと遊びをするようになると食材のおもちゃにたくさん触れるので、本物の食材に触りたがるようになっていました。ママが料理している様子をよく見ていて『たのちそうだな〜やりたいな〜』とよく言っていましたね」
ただ一緒に料理をしたわけではなく、できあがった「卵とほうれん草の具沢山スープ」は目にいい効果が期待できる材料を使ったゆずぴーのためのスープ!チャチャモ シトロンさんが元栄養士ということもあり、弱視の回復を促すために食事の面でも気を遣っているのだ。
「栄養士の現場を離れてから年数が経つので、最新の栄養学はこれからもっと勉強していきたいと思っています。本屋さんや図書館で目に関する本や臨床栄養学の教科書を見つけた時は、できる限り読むようにしていて、自宅でできることは実践するよう心がけています」
ゆずぴーと一緒に、少しでも目にいい効果が期待できるスープを作った今回のエピソード。チャチャモ家が「弱視」と向き合っていく様子をハートフルに描くチャチャモ シトロンさんの漫画を、今後もお楽しみに!








