弱視の子どもがメガネを巡ってトラブルに。相手の親御さんから直接謝罪を受け…【作者に聞く】
園の迅速な対応で子どもたちも無事に仲直り
ゆずぴーのメガネを巡って起こったトラブルについて、園も迅速に対応してくれたことで作者であるチャチャモ シトロンさんとしては十分に安心していたが、相手の親御さんから「直接謝罪したい」との申し入れが。「思ったより大ごとになっている」と恐縮してしまう姿も描かれているが、このときの心境は?
「夫婦で話し合ったときは、『なるべく大ごとにしたくない』という気持ちが一番にありました。園での出来事は日常の延長でもあるので、子どもたちの世界が必要以上に重たくならないことを大切にしてました。その中で、つき君のご両親から『直接謝罪を』と言われたときは、正直、お気持ちはありがたいですが少し戸惑いました。こちらとしては責めたい気持ちはなく、むしろ『同じ立場だったら私も同じように悩むだろうな』と感じていたので、どう受け止めるのが一番穏やかかを考えていました」
結局、授業参観の日につき君の親御さんから直接謝罪を受けることに。チャチャモさんがつき君の親御さんの様子を見ると、謝罪を控えて気が重そうな様子だったという。同じ子を持つ親として、その気持ちも痛いくらいに共感できたそうだ。
「授業参観でお会いしたつき君のご両親は、緊張されていて、申し訳なさを背負っているような印象でした。漫画の中で描いた共感の気持ちは、実際の感情にとても近いです。もし自分が逆の立場だったら、同じように気が重くなっていたと思いますし、『きちんと伝えなければ』という責任を強く感じていたと思います」
子どもの弱視では、今回のゆずぴーのように子ども用メガネを巡ってトラブルが起きることもあり得る。やはりメガネが高価なものということもあり、親同士では大ごとになりがちな側面もあるが、今回、この一件を通してチャチャモさんが感じたことは?
「今回の出来事を通して感じたのは、子ども同士のトラブルは『大人の受け止め方』で大きく形が変わるということでした。弱視に関わることは、どうしても親のほうが敏感になりやすい部分がありますが、子どもたちは思っている以上に柔軟で、関係を修復する力を持っていると感じました。もちろん冷静に対応することは大切ですが、それと同時に子どもたちを信頼し、必要以上に先回りしすぎないことも大切だと感じています。大人が落ち着いていることで、子どもたちも安心して前に進めるのだと思いました」
またひとつ、ゆずぴーの成長を感じられた今回のエピソード。チャチャモ家が「弱視」と向き合っていく様子をハートフルに描くチャチャモ シトロンさんの漫画を、今後もお楽しみに!
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