中田英寿がシェアしたい“日本の新たな価値”「かりんとうまんじゅうが大人気『かりんとう りんや』」
東京ウォーカー(全国版)
中田英寿氏が47都道府県を旅して出会った日本の「わざ」と「こころ」。日本のことを知るために47都道府県を巡る中田氏の旅は6年半におよび、移動距離は20万キロになった。その間、訪れた地は約2000に。そこで中田氏は、現地に行かなければわからない、素晴らしき日本があることを知った。
ウォーカープラスでは、中田氏の「に・ほ・ん・も・の・」との共同企画として、珠玉の“にほんもの”をお届けする。
中田英寿
「全国47都道府県の旅で出会ったヒト・コトを、“工芸芸能・食・酒・神社仏閣・宿”に分けて紹介。日本文化を多くの人が知る『きっかけ』を作り、新たな価値を見出すことにより、文化の継承・発展を促していきたい。」
リピーター急増の逸品「かりんとうまんじゅう」
初めて食べるときは不思議な感覚だったけれど、一口食べてトリコになった、という声が寄せられる「かりんとうまんじゅう」。カリっと歯応えのある外側としっとりした中身のコラボが絶妙で、「かりんとう饅頭はいくつかあるが、ここのは特に抜群においしい」と中田も絶賛する。
使われる素材にも「身体にやさしく美味しい」こだわりがある。ビタミンとミネラルを豊富に含む波照間島の黒糖を使って蒸しあげた黒糖饅頭を、国産の米ぬかを使用したこめ油でカリっと揚げている。
味の種類は、定番が3つ。スタンダードな「こしあん」は、しっとりした自家製のこしあんを包んだもので、「金沢棒茶」は、松風園茶舗のほうじ棒茶の香ばしい味わいが特徴。また、「クリームチーズ」は、まろやかな口溶けと深いコクがあり、いずれも個包装で食べやすい。他にも、季節ものの「さくら」「ずんだ」「しお」「ブルーベリー」(いずれも期間限定)が楽しめる。賞味期限は1日だが、翌日でもオーブントースターで温めると、カリっとした食感が楽しめる。
原点は素材への感謝。素直なお菓子づくりを
「かりんとう りんや」の母体は、射水市にある和菓子店「放生若狭屋」。地域の人たちに愛されているお店だ。「かりんとう りんや」も、使う素材に感謝して、素直に作るというお菓子作りの姿勢が基本。原点は素材と感謝。そこに技術と志、革新のアイデアを持って鍛錬を重ねる――。お店のトレードマークに込められている「りんやの想い」だ。
その原点とする素材は、地元に根ざしたものが多い。例えば、大粒で色の良い和菓子に最適な小豆として知られる能登大納言。香り高いほうじ茶の一級品である加賀棒茶、名産の能登たまご、大浜きなこ、金箔など。それらを大切に活かして、美味しいお菓子を作りあげる。多くの人に愛されるようになった「かりんとうまんじゅう」は、こうした誠実で丁寧なものづくりの姿勢が生み出したものだ。
素朴な味わいのかりんとうや定番の和菓子も
かりんとうまんじゅうの他にも、手土産にも最適なお菓子がそろう。素朴な味わいの「金沢かりんとう」は、棒茶、野菜、はちみつ、沖縄黒糖などの種類があり、進物に人気。2020年8月に開業したホテル「ハイアットセントリック金沢」の客室サービススイーツにも採用されている。そのほか、ネーミングもチャーミングな「あんやとラスク」(あんやと=ありがとうの意)、「殿どら」「せせらぎもち」や、地元食材を活かした「珠洲の塩ラスク」「石川米のカステラ」「加賀紅茶のカステラ」など、お茶の時間が楽しみになるようなお菓子がたくさん。現在は、金澤本店以外に野々市市にもお店があるほか、富山県にもショップを展開、おやつに、ギフトに、親しみやすいお菓子で多くのファンに愛されている。
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