中田英寿、コロナ禍の日本経済に持論を展開「ゆっくり来るはずの未来が一気に押し寄せた」

2021年7月2日 19:30更新

東京ウォーカー(全国版)

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元サッカー日本代表で、実業家としても活躍する中田英寿氏が7月1日、三菱UFJ信託銀行の情報銀行サービス「Dprime(ディープライム)」の発表会にブランドアンバサダーとして出席した。

Dprimeのブランドアンバサダーに就任した中田英寿氏


Dprimeは、「パーソナルデータ」を管理・運用する情報銀行サービス。登録ユーザーのパーソナルデータを集約し、個人ユーザーの同意に基づき、データ利用企業へ提供。ユーザーはパーソナルデータ提供の対価として、クーポンやイベント参加など、企業から新しい体験の機会や自身に最適化された商品・サービスなどのギフトを受け取ることができる。

三菱UFJ信託銀行株式会社・取締役社長の長島巌氏

パネルティスカッションの一幕

中田氏は、ブランドアンバサダーのオファーを受けた際の心境について、「僕自身、選手時代から自分が発信する情報、それを間で伝えてくれる方々の情報というのに苦労する経験がたくさんありました。インターネットが活発化し、情報というものの価値が重くなってきていますし、同時に情報管理の難しさをずっと感じている中で、このようなサービスを始めるという話を聞いて、新しい世界ができるんじゃないかと考え、ぜひ一緒にやりたいと思いました」と語った。

同サービスに企業側としても参加する中田氏は、司会者から「Dprimeがつくる未来」について聞かれ、「インターネットというものができて、世の中ががらっと変わったと思います。さまざまな情報があり、自分にとって良い情報も悪い情報もたくさんある中で、今は少し情報に溺れている感があると思います。それをきちんと道筋を作って、自分が本当に欲しい情報、正しい情報、また安全な情報というものを、双方できちんと管理できることによって、自分の生活がより豊かになって良いコミュニティーができていくということは、想像しやすいのかなと思います」とコメントした。

パネルティスカッションの一幕


中田氏は発表会後、質疑応答に対応。ユーザーとして興味を引かれるリターン(ギフト)については「旅が好きなので旅行に関するものに興味があります」と回答し、スタートアップ企業にとってのDprimeのメリットについては「僕らのように異業種からビジネスに入ってくる場合は事前の経験がないわけです。経験がないということは、データの取り方や、どういったことをやっていけばいいか、仮に持っているアイデアが良かったとしてもそれが今の市場に合っているかがわからない。日本酒の仕事もやっているので、たとえば海外に輸出をしたいと考えても、海外にどれくらいの和食屋さんがあって、どれくらい興味を持っている人がいて、それは国内でも全く同じことですけど、データがあって初めて戦略が立てられる。その精度が高ければ高いほど自分たちのよりいいパフォーマンスが出しやすくなると思います」と話した。

さらに、日本各地を回る立場としてコロナ禍における地方や日本全体の経済について質問されると、「コロナによって悪くなったのではなく、近い未来に必ず訪れるであろうことが一気に押し寄せた。ゆっくり来るはずであろう未来が、早く来た途端に対応できなかったということなのかなと思います。大都市は、利便性だったり、都市の機能としていろいろ成り立つから人が集まる。その利便性が、オンラインが発達したことで地方でもできるようになった。今度は自然の魅力、住む環境によって人は動くと思う。結果、地方の魅力はより増すでしょうし、今からが大きな勝負だと思います」

また、東京オリンピックについて聞かれ、「オリンピックに関してどうというのは難しいのですが……」と前置きをしながら、「僕は選手として2度出場させていただきましたけれども、万全な状態で出られるからこそ僕にとって意義がありました。それが万全な状態ではないというときに、出ることに意義があるとは思いますけども、自分はオリンピックに出たかったわけではなくて、よりレベルの高い試合をしたい、その思いが強かったので、そういう選手目線で考えるとベストな状態で出られるのが一番だと思います」と語った。

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