産後の“浦島太郎状態”の救世主は「母AI」。母の力は偉大!【アラフォーまきこの「ごゆるり家事」】【作者に聞いた】
東京ウォーカー(全国版)
TwitterやInstagramなどで、日雇い漫画など日常の風景を発信している柿ノ種まきこさん(
@kakinotane_m
)。オフビートでゆるい空気感ながら、なぜか心に残る作風で人気を呼んでいる。自身の恋愛模様を描いた「アラサーが恋をした話」は多くの人から共感が集まった。ウォーカープラスではそんな柿ノ種さんが、日常(主に家事)を通じて感じる、何気ない喜びや驚き、発見を漫画にしてお届けする。題して「アラフォーまきこの『ごゆるり家事』」。
連載第18回となる今回は「母AI」がテーマ。出産前後、母親に助けられて改めてそのありがたさに気付いた人も多いのでは?
――今回の作中に「当時はそんな自分を客観視できる余裕もなく…」とありましたが、やはり新生児の期間はそのくらい大変だったということでしょうか?
「今振り返るといろいろ考えすぎていたと思います。何をするにも『これでいいの?合ってる?』と初めての育児に自信がなくて検索魔になっていました。眠れていなかったり体力も落ちていたのに、育児の最適解を探ろうと必死でした。新生児期の育児としては、なごみは手がかかる子というわけではなかったので、きっとゆったりした気持ちで居ればさほど辛くはなかったと思います」
――「母AI」はまさに自分に適した話題を提供してくれるように思います。印象に残っている話題などありますか?
「母子ともに美術や映画が好きなので、そういった話題はよく話してくれました。面白かった最新作の映画の話などは、産後外出できない時に『サブスクに出てきたら観よう〜』と楽しみが増えました」
――まきこさんのお母さんとなごみちゃん(娘さん)、2人の関係性を教えてください。
「現在はなごみもしっかり話すようになってきたので、大人の発言に矛盾を見つけると『○○じゃナイデショ?』と指摘までするようになってきました。うちの母はそんな娘にタジタジになりながらも、一緒に楽しく遊んでいます。そんなやりとりを見るのも楽しいです」
どこか丁寧な雰囲気も感じる柿ノ種さんの作品。今後もどんな日々の暮らしを見せてくれるのか楽しみだ。
取材・文=山田孝一
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