海外旅行者必見!スリとの壮絶なバトル勃発…効果的な対策と撃退法は?【作者に聞いた】
東京ウォーカー(全国版)
海外に移住しオカリナのオンラインレッスンを行いつつ、X(旧Twitter)で漫画を発信しているオカリナ講師のジャスティン(
@Justin_ocarina
)さん。自身をキーウィ(ニュージーランド固有の鳥)のキャラクターとして描いた、ゆるくてかわいい世界観に病みつきになる読者が増えている。
ウォーカープラスでは、ジャスティンさんの海外での日常を描いた「月収5万エジプト在住 まあ死なんやろ日記」の連載がスタート。アラビア語もわからない、お金もない、家具も家電も何もない、とっても不便な暮らしだけどなぜだか毎日がとっても楽しい!そんな愉快な日々を、キーウィのゆるかわいい絵柄に乗せてお届けする。
第5回となる今回は、上海や新疆ウイグル自治区で遭遇したスリのお話。実際の手口やジャスティンさんならではの撃退法について、インタビューを交えながら紹介する。
「友達のためなら何でもする」上海のあたたかい気風
――第5話は上海に住んでいた頃のお話から始まります。ジャスティンさんからみて上海はどんな街でしたか?
上海には2年弱くらい住んでいました。大都市から田舎、離島(崇明島)までさまざまな地域があり楽しかったです。実は当時尖閣諸島問題の真っただ中だったのですが、普段の生活で会う中国人たちは政治の問題などまるで関心がなく、日本人を尊敬し、喜んで歓迎してくれました。尖閣諸島の話題になっても「うちら老百姓(一般市民)には関係ないからな」などと言って私を守ろうとしてくれた人がほとんどでした。上海の人口の多くは田舎から出てきた労働者で占められていて、彼らの月収は1万5000円~2万円程度と、ほぼ搾取されているような状態でした。それなのに友達のためなら何でもしてくれました。そんな上海の気風が好きで、私も彼らのようになろうと思いました。
スリと遭遇しても「冷静さを失わない」ことが大切
――いろいろなスリと出会ってきたジャスティンさんですが、これらの経験から学んだことはありますか?
海外に行くならスリや詐欺師には「絶対に」遭遇すると思っておいた方がいいです。あとベタですが、日本の外務省のホームページの情報を詳しく読んでおいた方がいいです。スリや防犯対策、また海外で自分の命を守る情報としてあれはかなりよく書かれています。
――海外に行った際に効果的なスリ対策があれば教えてください。
日本の免許証など必要ないものを入れたままにしておかない、お金やカードは2カ所に分けカバンの中のチャックの中にしまうこと、人前で貴重品を見せないこと、などです。友達になろうとしてくる良い人と騙そうとしてくる詐欺師を見分ける力をつけることも重要ですが、一番大事なのは「絶対に冷静さを失わないこと」です。
――今回は12ページと普段よりボリュームが多めの回です。描いていて大変だったシーンやお気に入りのシーンなど、思い入れのある場面はありますか?
やはり最後のコマ、現地のベテラン日本人女性から、スリに遭った際のアドバイスをもらった場面です。イスラム教徒が多い新疆ウイグル自治区では「お前は神を畏れないのか」と言うと効果的らしいのですが、当時イスラム文化がよくわかっていなかった私には衝撃的でした。
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