ナイチンゲールダンス・ヤスのコラム連載!“いつも人を誘う側”のモヤモヤをポジティブに変換する
東京ウォーカー(全国版)
渋谷よしもと漫才劇場に所属し、「M-1グランプリ2023」では準決勝進出&敗者復活戦3位という結果で注目を浴びたお笑いコンビ・ナイチンゲールダンスのヤスさん。“尖り芸人”と呼ばれた過去もあるが、その素顔は「真っすぐで熱い男」だ。そんな彼が日々感じたことを書き綴る連載「ヤスのコラム」。第19回では、いつも誘う側の人が抱えるジレンマとその捉え方について語る。
第19回「いつも誘う側で大丈夫?」
ヤスです、涼しくなってきていろんな場所やイベントに行きやすい環境が整いましたね。
さあ休日も手に入れて脳みそ空っぽにして楽しむ予定を入れようととしたその時、なんか1人で行くのもあれだし誰か誘っていくかとなることありますよね。これは基本家で3画面に向かってコントローラーかちかち舌打ちぴちぴちしてる僕にもあるので普通に生きてたらそうだと思います。
その時「あれ?なんか毎回自分から誘ってるな」と思ったことありませんか?異性でも同性でも。
なんか自分ばっかり誘っていて相手から誘われた試しがなくもしかして自分って周りから求められてない?
そんな瞬間ありませんか?僕は昔ありました。
主に子供の頃ですかね、僕は周りと比べて本当にフィジカル面の向上が著しく、保育園でも大体の5歳達を7歳くらいのフィジカルで圧倒していました。その時に団地の友達を川で鯉を追うという遊びに誘っていたのですが、ふと「あれ?俺そういえば誘ってばかりで誘われたことないな」と思ったのです。
そこから20歳くらいまで、「なんか俺誘われないな」というモヤっとした寂しさと周りの見る目のなさへの怒りがありました。
この感情、あなたもありませんか?
しかし2025年ヤス真っ只中、考えが変わりました。
僕がアクションを起こす側の人間で、普段僕とよくつるんでる奴がアクション起こされ待ちの人間なだけか。
そう思うようになりました。
勝手に自分の価値基準で「好感度がある程度あれば相手を遊びに誘う」と思ってただけで、人間って全員違った思考を持つことを忘れていました。
よっぽど仕事やコミュニティの圧力で参加せざるを得ない状況を作り出していなければ、あなたが誘って普通についてきてくれるだけで、それはもう充分なのです。
なんか楽しいことしたいっちゃしたいけど動くのも面倒だな、誰か引っ張ってくれないかなと思う人間もたくさんいるので、わざわざこっちが誘いを待ってる時間はもったいないのです。
あとそういえば僕、自分がやりたいことあるのになんか誘いのLINE来た時うるせえなと普通にむかつきますしね。僕はそういう種類なんでしょうね。
僕が面倒な人間なのか人間は面倒な生き物なのか分かりませんが、人間関係の悩みって意外と人類が皆自分と同じ思考だと思った時に起きがちです。相手に求めすぎない、逆に自分が良いと思ってしていることも相手にとっては嫌だと感じることもあります。その目も養っていきましょう。
あなたの誘いが、誘い待ちの人の思い出の1ページになるならそれはあなたの才能です。あなたは他者に新しい世界を切り拓かせることができる開拓者なのです。
さあ、僕のコラムを布教して新しい世界を見せてあげましょう。
同じまとめの記事をもっと読む
この記事の画像一覧(全10枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約1100カ所の紅葉スポットを見頃情報つきでご紹介!9月下旬からは紅葉名所の色付き情報を毎日更新でお届け。人気ランキングも要チェック!
全国約700カ所のイルミネーションを、エリアやカレンダーから探せる完全ガイド!クリスマスマーケット情報も!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介







