B級グルメの街・久留米で食べたい！隠れた名物“骨付きカルビ”5選

近代工業都市として発展し、大衆グルメ文化が息づく街・久留米。全国的な知名度がある豚骨ラーメンや焼鳥の他、長きにわたり地元民に渡り愛され続けてきたグルメが「骨付きカルビ」だ。

戦後、焼肉店「ひがし田」の初代が、それまで脇役的な存在だった骨付きカルビ(豚の三角バラ)に着目し、ホルモンなどに使用していた焼肉のタレで味付けをして提供したのが始まりと言われている。

近年はこの「ひがし田」出身者の他、骨付きカルビを出す店が久留米に増加中！なかでも今回は、ぜひ食べに行きたいオススメの5軒をご紹介。素材や味付け、焼き方など、それぞれに店の個性があり、食べ比べてみるのもおもしろい。さっそくチェックして、自慢の一品を味わいに久留米に行こう！

甘く濃厚な熟成ダレが染み込んだ絶品「骨付カルビの店 げん氣亭」

骨付きカルビ発祥といわれる「ひがし田」で修業した大石さんが、2009年に独立開業した「骨付カルビの店 げん氣亭」。「名物骨付きカルビ」(1人前918円)は、厳選した九州産豚肉の三角バラを甘く濃厚な熟成ダレに揉み込み、炭火で香ばしく焼き上げた看板メニューだ。

濃厚でありながらしつこすぎない味わいが魅力で、何本でも食べることができる。酒のつまみとしてはもちろん、白飯(米は新潟産コシヒカリを使用)と食べれば、箸が止まらないこと間違いなし。

ジューシーな脂の旨味と甘辛ダレとのハーモニー「久留米だいせん」

2016年4月にオープンした「久留米だいせん」は、元バンドマンという異色の経歴を持つオーナーが“久留米の素晴らしさを味で伝えたい”と営む店。「自家製鉄板ギョーザ」(648円)をはじめ、牧場直送の和牛を使用した「サガリ串」(216円)など、久留米の名物がズラリと並ぶが、なかでも老若男女や幅広い世代から支持を集めているのが「骨付きカルビ」(1人前842円)だ。

特徴は、肉のパサつきを抑えるため長時間漬け込まないこと。焼鳥のタレをベースにした甘辛い自家製ダレに軽く絡ませ、炭火で一気に焼き上げる。ジューシーな脂の旨味とのハーモニーがさらに食欲をかき立てる。

注文率90％超え！甘めの秘伝ダレが絶妙な一品「居酒屋 楽園 久留米店」

福岡県八女市に本店を構える「居酒屋 楽園」が2011年に久留米に進出。鮮魚や馬刺し、もつ鍋(冬季限定)など、幅広いメニューをそろえる居酒屋だが、創業当時からの人気No.1メニューが「骨付きカルビ」(1人前780円)だ。

注文率は90％超えの人気を誇るというこのメニューは、少し甘めの秘伝のタレを絡ませて炭火でしっかり焼き上げ、一度食べるとクセになる味と評判。BBQや家庭でも食べたいというファンの声に応え、特製タレ付きの「生骨付きカルビ」(1kg2800円)も販売する。店舗は、西鉄久留米駅からも近くアクセス抜群。南国リゾートをイメージしたカジュアルな空間で、自慢の味を堪能しよう。

肉汁したたる柔らかい肉がウリ「炭焼ダイニング 炭々苑」

西鉄久留米駅から徒歩5分の場所にあるビルの階段をのぼり2階へ。店内に入ると特製タレの香ばしい香りが漂い食欲をそそる。客の約8割がオーダーするという「名物骨付きカルビ」(1人前820円)は、子供から年配の方まで、幅広い世代から人気を集めている。

秘伝のタレをまぶし、炭火で一気に焼き上げたジューシーな肉は、甘めのタレと溢れんばかりの肉汁がクセになる旨さ。大ぶりで国産ならではの柔らかい食感も人気の理由だ。

しっかりと味を染み込ませ、旨味を凝縮「炉端焼き 作“」

食材本来のおいしさを楽しんでほしいと、食材を厳選し、炉端焼きスタイルで提供する「炉端焼き 作“(ざく)」。名物メニューの「骨付きカルビ」(600円)は8年間にわたる修業時代に築いた秘伝のタレを使用する。鮮度にこだわって厳選した肉を特製の壺ダレに漬けては炭で焼くといという作業を3回繰り返し、途中で肉に切り目を入れながら、しっかりと味を染み込ませていく。

鮮度抜群の肉を厳選しているため、ジューシーな味わいに仕上がっていく。豊富にそろう日本酒との相性も抜群だ。炉端ならではのライブ感を味わうならカウンター席がオススメ。カジュアルな店構えゆえ、女性一人でも気軽に利用できる。

【九州ウォーカー編集部/取材・文＝Cadette】

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