【とびだせ!!　ハマの一番星】vol.04 山下幸輝選手

代打でもスタメンでも、今年は100試合出場します！

快音と共に、振り切ったバットが一塁方向にクルクルときれいな弧を描いて飛んでいく。このバット投げは、今年2年目を迎える内野手、山下幸輝選手の調子のバロメーターだ。

｢バット投げを始めたのは、たぶん大学2～3年のころだと思います。意識してやっているわけじゃなくて、調子がいい時に 自然と投 げていたんです。今は逆に、バット投げの練習をして、いい時の感触を忘れないようにしています(笑)｣

ファームとの行き来を繰り返した昨年と違い、今年は開幕から1軍に定着。おもに代打として安定した成績を残している。

｢昨年と大きく違うのは、打席でのタイミングの取り方。一本足になって、“王(貞治)さんみLたい”と言われますが、自然と行き着いた形です。今のところそれなりの結果が出せているかなと思います。ただ代打ではいいんですが、スタメンで結果が出せてない。やはりスタメンで結果を出せる選手になりたいですね｣

山下選手のポジション、セカンドには石川(雄洋)という高い壁が存在する。

｢僕はサードも守れるので、試合に出られるなら、ポジションのこだわりはありません。今シーズンの目標は、代打でもスタメンでもいいから、100試合出場。100試合出るということは、シーズンを通してチームに貢献できたということ。与えられたチャンスをしっかりものにしていけば、達成できる数字だと思います｣

今年の山下選手は、バット投げを100回以上、見せてくれそうだ。活躍を期待しよう！

山下選手に聞きました

Q.横浜の街のイメージは？

A.治安もいいしすごくきれいで住みやすい街だと思います。クイーンズスクエアにはよく買物に行きます。

Q.好きな女性のタイプは？

A.清潔感のある人が好きです。タレントでいうと市川由衣さん。でも結婚されたんですよね。残念です(笑)。

Q.学生時代ゴキブリを飼っていた！？

A.ゴキブリが好きなわけじゃないですよ(笑)。動物はなんでも好きです。今は小型犬を飼いたいですね。

ただ今ハマってます！

タブレットを使って部屋探し。一人暮らしを妄想中.。

｢タブレットにハマっています。もともとは自分のバッティングフォームを確認するために使っていたんですが、調べ物をしたり、時間のある時に動画を見たり。最近はタブレットを使って部屋探ししている時間が楽しいです｣

｢今は寮生活ですが、部屋探ししながら一人暮らしをイメージ中。1LDKで小型犬がいて…とか｣

山下幸輝/内野手/#38/1993年千葉県生まれ。関東第一高校から國學院大學を経て2014年ドラフト5位で入団。身長173㎝ながらバットを振り抜く強い打球が特徴で、今季は代打の切り札的存在に。広い守備範囲と強肩の内野手としての評価も高い。

(取材・文=小貫正貴、撮影=福岡諒祠)

※｢横浜ウォーカー｣2016年6月号掲載

横浜ウォーカー編集部