女子受け手土産ナンバーワン!? 通年買えるいちご大福4選 【川田裕美の東京あんこ巡り 第5回】

2019年8月30日 18:00更新

東京ウォーカー(全国版)

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア

芸能界きってのあんこマニアとして知られるフリーアナウンサーの川田裕美さんが、東京のあんこを紹介する連載企画。毎回さまざまなテーマで、川田さんがあんこ愛を語り尽くします。第5回のテーマは「いちご大福」。和菓子の中では歴史が浅く、昭和60(1985)年に「和菓子処 大角玉屋」(東京・曙橋)が考案したと言われています(諸説あり)。以前は旬の時期(5~6月頃)の季節限定商品でしたが、近年は季節を問わず、高品質のいちごが収穫できるようになり、通年販売する店も増えています。そこで今回はいつでも食べられる、東京の人気いちご大福を川田さんに食べ比べてもらいました!

1日2000~3000個売れる、元祖・苺豆大福!

私といちご大福の出会いは小学生。大阪の和菓子店「青木松風庵」で祖母が買ってきてくれて初めて食べました。その時は衝撃的でしたね。大阪のいちご大福は白あんが主流なんですが、関東ではつぶあん、こしあんがほとんど。東京に来てその違いに気づきました。

それではまず「和菓子処 大角玉屋」さんの苺豆大福(1個249円)から。こちらは以前、差し入れでいただいたことがあります。ずっしりと食べ応えがあり、まさに“元祖”の貫禄といったところ。

こしあん(11月~翌6月のみ販売)もありますが、通年販売しているのはつぶあん。しっかりとした食感のお餅とつぶあん・赤エンドウ豆の甘さが合っていて、豆大福としてもかなりおいしいです。中のいちごは大きく、酸味があります。豆大福の甘さとその酸味のバランスがすごくいいですね。

「豆大福はお餅の食感がしっかりあり、もち米から丁寧に作られているのが伺えます。あんこといちごの相性もよく、まさに敬意を払いたい“元祖の味”です」

「豆大福はお餅の食感がしっかりあり、もち米から丁寧に作られているのが伺えます。あんこといちごの相性もよく、まさに敬意を払いたい“元祖の味”です」

すべての画像を見る(12件)

「苺豆大福」1個249円。小豆は北海道・十勝産の最高級品種「雅」、いちごは北海道産や山形産などを季節によって使い分けるなど、素材にもこだわっている

「苺豆大福」1個249円。小豆は北海道・十勝産の最高級品種「雅」、いちごは北海道産や山形産などを季節によって使い分けるなど、素材にもこだわっている

コシ・粘り・旨味のあるもち米をセイロで蒸し上げた餅で、多めのつぶあんと大粒のいちごを包んでいる。白・黒・赤の断面のコントラストが美しい

コシ・粘り・旨味のあるもち米をセイロで蒸し上げた餅で、多めのつぶあんと大粒のいちごを包んでいる。白・黒・赤の断面のコントラストが美しい

「銀龍苺」のおいしさを最大限に引き出す逸品

代官山の「十勝 銀龍苺」さん。こちらのあとのせ苺大福(1個380円)はお店がオープンする時からチェックしていたので、初めて買いに行く時は少しドキドキしました。北海道のブランドいちご「銀龍苺」のアンテナショップなので、とにかくいちごがおいしいです。

最大の特徴はいちごと大福が別々になっているところ。大福に切り目を入れて、自分でいちごを乗せるのが楽しいです。

お餅は皮が薄くて柔らかく、あんこはつぶあんでトロッとした食感。さらに大福の中にクリームが入っていて、あんこにミルク風味が加わることで優しい甘さに。まさにいちごをよりおいしく食べるために考案されたいちご大福です。

「自分でいちごを乗せるという発想がユニーク。別々に食べてももちろんおいしいので、いちごと大福を片手ずつで持って、交互に食べるのもありです(笑)」

「自分でいちごを乗せるという発想がユニーク。別々に食べてももちろんおいしいので、いちごと大福を片手ずつで持って、交互に食べるのもありです(笑)」

「いちごが甘くて、逆にあんこは甘さ控えめ。そのバランスがしっかり考えられています。そしてこの見た目! こんないちご大福はおそらく他にないです」

「いちごが甘くて、逆にあんこは甘さ控えめ。そのバランスがしっかり考えられています。そしてこの見た目! こんないちご大福はおそらく他にないです」

「あとのせ苺大福」1個380円。食べる直前に乗せることで、「銀龍苺」本来の甘味・香り・酸味を損なうことなく楽しめる。中のつぶあんと生クリームも北海道産

「あとのせ苺大福」1個380円。食べる直前に乗せることで、「銀龍苺」本来の甘味・香り・酸味を損なうことなく楽しめる。中のつぶあんと生クリームも北海道産

柔らかな食感とほどよいサイズ感がうれしい♪

続いては、あんこ大好きの担当編集者・Kさん(♀)イチ押しの「翠江堂」さん(八丁堀本店ほか)。こちらの苺大福(1個216円)は、お餅がとにかく柔らかい! 手で持つと形がどんどん変わっていきます。中のあんこがうっすら透けて見えるのもいいですね。期待感が膨らみます。

あんこはこしあん。お餅の皮がかなり薄く、口溶けがすごくいいです。いちごの食感を引き立てつつ、あんこの甘さもしっかり主張しています。それでいてこしあんなので口の中に粒が残らず、スーッと溶けていきます。

いちご自体は酸味があってジューシー。甘めのあんことすごく合っています。そして何よりサイズが絶妙。もうちょっと食べたいと思わせる大きさに心がくすぐられます。

「サイズが小さめなので1度に2個食べたいですね。触った感触はいちごまでたどり着くくらい柔らか。中のこしあんはなめらかでいちごの食感を邪魔しません」

「サイズが小さめなので1度に2個食べたいですね。触った感触はいちごまでたどり着くくらい柔らか。中のこしあんはなめらかでいちごの食感を邪魔しません」

「苺大福」1個216円。季節によって産地を厳選した大粒のいちごと、あっさりながら甘味もしっかりあるこしあん、柔らかな餅がベストマッチ

「苺大福」1個216円。季節によって産地を厳選した大粒のいちごと、あっさりながら甘味もしっかりあるこしあん、柔らかな餅がベストマッチ

希少ないちごを使った特大サイズの名物大福

最後は「越後鶴屋 おもちや」さん(西荻窪)。いちご大福(時価)はこしあんとつぶあんがあり、時期によっていちごの品種が変わるそうです。

まずはつぶあんから。このあんこ、ちょっと変わっていますね! 北海道産の最高級大納言を使っているそうですが、チョコレートやコーヒーのような独特の風味があります。色もかなり濃くて、これまで出会ったことのないあんこです。いちごは今の時期、北海道産の夏いちご「コア」という品種でしっかりと甘味があります。

そしてもうひとつがこしあん。こちらはその見た目にビックリさせられます。2個分はありそうなビッグサイズ! その理由は中に入っているいちごが大きいからです。夏の時期は北海道産の「なつみずき」という希少な品種で、いちごジュースのようにジューシー。どんどん果汁があふれていきます。一方でこしあんは甘さ控えめ。量もほんのりまとう程度。まさにいちごを引き立てる黒子のような存在です。

「見てください、この大きさの違い! こしあん(右)はずっしり重いですが、いちごがみずみずしいので相性ばっちり。つぶあん(左)はあんこが独特!」

「見てください、この大きさの違い! こしあん(右)はずっしり重いですが、いちごがみずみずしいので相性ばっちり。つぶあん(左)はあんこが独特!」

いちごによって価格が変動。写真のこしあん(手前)は「なつみずき」で1個350円、つぶあん(奥)は「コア」で1個220円。冬は栃木産の「スカイべリー」や「とちおとめ」を使用

いちごによって価格が変動。写真のこしあん(手前)は「なつみずき」で1個350円、つぶあん(奥)は「コア」で1個220円。冬は栃木産の「スカイべリー」や「とちおとめ」を使用

以上、いかがだったでしょうか? お店によって見た目も味もまったく違うので、食べ比べてみると楽しいですよ。

この記事の画像一覧(全12枚)

大きなサイズで見る

キーワード

関連記事

ページ上部へ戻る