今年は自宅で「ネモフィラ」絶景、国営ひたち海浜公園がネモフィラ写真を続々発信し好評
東京ウォーカー(全国版)
茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で、ネモフィラの花が見頃を迎えている。約530万本のネモフィラが織りなす青一色の絶景はGW前後の同園の目玉となっているが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月4日(土)から臨時休園中だ。そうした中、同園では休園中のネモフィラの写真やパノラマ画像を公式サイトやSNS上で公開。日々その姿を変えるネモフィラの写真は「すごく綺麗」「こうした形でも見られてうれしい」と好評を集めている。

ゴールデンウィークの新名所として定着した国営ひたち海浜公園のネモフィラ。2014年の新語・流行語大賞に「絶景」がノミネートされるなど絶景ブームの波に乗り注目を集めたことで、同園の年間来園者数は2015年度から5年連続で200万人を突破。228万人が訪れた2019年度は、ネモフィラシーズンの4月・5月ともに50万人以上が来園するなど、名実ともに同園を代表する花の一つとなっている。

今年は植栽面積を拡大し、ネモフィラの本数も約450万本から約530万本に増え、丘一面にさらに雄大な景色が広がる。だが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同園は4月4日から当面の間臨時休園を決定。見頃を迎えたネモフィラを生で見ることはできない。
そうした中、国営ひたち海浜公園の公式Twitterアカウント(@HitachiKaihin)では、来園を楽しみにしていた人に向け、「休園中の花日記」と題し園内の様子を写真や動画で投稿。「こうした形でも見られてうれしい」と投稿への感謝が寄せられているほか、「来年は必ず見に行きます」といったメッセージも多い。
4月12日(日)からは、園内の花景色の様子を360度楽しめるバーチャルツアーを公式サイト上で公開。同園の様々な場所から撮影したネモフィラやスイセンをパノラマで眺めることができる。屋外の広いエリアを対象にしたパノラマコンテンツを公開するのは同園では初めての取り組みだ。国営ひたち海浜公園管理センターの尾澤さんは「残念ながら公園に来ていただくことができない中、せめて画面では現地に立って歩いているような視点で楽しんでいただければという思いではじめました」と話す。

4月20日(月)にはみはらしの丘の様子が自然音とともに楽しめる動画を公開。今後はドローンによる4K空撮と地上からの撮影を組み合わせた映像や、スタッフによるネモフィラやチューリップのガイドツアー形式の動画といったコンテンツも配信予定だという。
「外出自粛などでどうしても気持ちが沈みがちになってしまうかと思いますが、今後もSNSやホームページで画像や動画を紹介していきますので、少しでも心を癒せるきっかけとなれば」(尾澤さん)
お花見の自粛にはじまり、今年は春ならではの絶景を見ることが難しくなっている。そんな今だからこそ、自宅にいながら楽しめる絶景コンテンツに注目が集まる。
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