オーダー殺到で4か月待ち!? 愛猫そっくりの“うちねこバッヂ”がかわいすぎる
東海ウォーカー
「うちの猫にそっくりすぎる!」「どっちが本物?」と話題の、“うちねこバッヂ”をご存知だろうか。今回は制作者であり、大の猫好きでもある、すずきさちさんにインタビュー。猫愛にあふれる制作エピソードや、自身の愛猫「よるさん」のほっこり話などをうかがった。全国の愛猫家必見だ!

「うちねこバッヂ」の制作について
写真を元に、その猫に似せたバッヂを羊毛フェルトで制作してくれる「うちねこバッヂ」。その人気から、注文が数か月待ちになることも多いという。
ーー「うちねこバッヂ」を作り始めたきっかけは何ですか?
「念願の猫を飼い始めたことにより猫愛が爆発したことが一番のきっかけだと思います。もともと趣味で羊毛フェルトを使っており、せっかくなので習ってみようとワークショップを探しているときには、自然と猫が作れるものを探していました(笑)。そのとき作ったのは猫の小さな置物だったのですが、マスコット的なものというより実物に寄せたものだったので、猫の顔や骨格のバランスをじっくり見て作ることができました。観察していたら、あらためて猫の顔の美しさに惹かれてしまいました。また、それを針1本で再現できることがおもしろしくて。ワークショップから帰って、真っ先にうちの猫の顔を作りました。黒猫で1色しか使わずに済んだので、気軽に復習できたのもよかったのかもしれないです。うちの子の顔が完成したときが本当にうれしくて。そのとき、身に着けたら一緒におでかけしているような気分になれるじゃん!と思ってバッヂにしました。そこからもっとたくさん作りたいと思ったときに、せっかくなら実際にいる子を作りたくて、モデルをお願いするようになりました」

ーーとても細かい作業で、お時間もかかりますよね...。どのようなことが制作のモチベーションになっていますか?
「お届けしたときに喜んでいただけることが一番のモチベーションになっています。愛猫さんと作品が並んでるお写真をいただいたりすると、もう感激です!あとは、猫のお顔をつくるとき、仕上げにアイラインと鼻の穴をつけるといっきに雰囲気が変わる気がするんです。猫感が強まるというか。いつもその瞬間を楽しみに作っています」

ーー本当にそっくりで驚きます。猫の特徴を捉えるコツはありますか?
「ありがとうございます。ひたすら写真をじっくり見て、自分なりにその子のチャームポイントを見つけたり、飼い主の方にチャームポイントを教えてもらったりしています。また、うちには幸い本物の猫がいるのでじっくり観察してます」



ーー最後に、一番お気に入りの作品を教えてください
「イベント出店時には大体いつも持っていく、大きなサイズの三毛猫の壁掛けバッヂがお気に入りです。もともとは初めてギャラリーでのグループ展に参加することになったときに展示用に作ったものなのですが、大好きな猫をモデルにしていたり、初めて大きなサイズに挑戦したものだったり。いろいろと想い入れがあって愛着が沸いてます」


愛猫よるさんについて
ーー愛猫よるさんについてもお話しを聞かせてください。お迎えしたきっかけは何ですか?
「よるさんが3か月くらいのときに友達から譲り受けました。保護された子猫で、本当はその友人宅で飼う予定だったのですが、先住猫たちと気が合わなかったようで。ほかに引き取ってくれる人を探しているときの写真を見て、かわいさに一目ぼれでした。うちに迎える前に名前も浮かんだほどです」

ーーそれはすごい!どうして「よる」さんと?
「初めて写真で見たとき、ふと『よる』って浮かんだんです。多分黒いからですね(笑)。あとは、西加奈子さんの著書『きいろいゾウ』に出てくる優しいソテツの木の名前がヨルで、素敵だなぁと。『夜』だとなんだか違和感があって、あえて平仮名で『よる』にしています」

ーーよるさんは、どんな性格ですか?
「びびりで温厚で慎重派。めちゃくちゃびびりです。小さい音で飛び上がっているし、知らない人も苦手で、ピンポンが鳴ると安全地帯に避難してます。そしてとっても温厚でほとんど怒りません。私がおなかに顔をうずめていても満足するまでじっと耐えてくれています。もうやめてってときにはするりと逃げるけれど、顔を引っかいたり噛んだり蹴ったりはしません。新しいものが好きで、何か届いたり、買ってきたりしたものは必ずチェックしにきます。変化にも敏感なようで、模様替えをするとどんなに小さな配置換えでも必ずそこを確認してます。とっても慎重に」

ーー最後に、ほっこりエピソードがあれば教えてください
「普段は膝にも乗らないし、抱っこも嫌がる猫なのですが、冬限定の現象でこたつの中でだけは自ら寄ってきて脚に乗っかってくれます。ひじ掛けのようにつかったり、覆いかぶさったりいろんなスタイルで脚に乗っかってきます。彼にとってこたつの中の人間の脚は、モノなのかもしれない。それでも普段味わえない脚にずしりとくる重みが嬉しくて、しびれてもじっと耐えつつ重みを満喫しています」


猫愛にあふれているからこそ、愛猫家に愛される作品作りができているのだろう。愛猫といつでも、いつまでも一緒にいられる「うちねこバッヂ」。Instagram(@nekosukihentai)のDMまたはHP(https://kushucraft.jimdofree.com/shop/)のメッセージから問い合わせ可能だ(数か月待ちになることもあり)。これからも、全国の猫たちが分身していくこと間違いなし!?
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