蒸気機関車から超電導リニアまで!リニア・鉄道館に展示されている貴重な車両を厳選して紹介

東海ウォーカー

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品川駅と名古屋駅を約40分で結ぶ予定のリニア中央新幹線。そんな世界最速を実現する超電導リニアの車両や、日本の鉄道の歴史に名を刻む貴重な車両を間近で見られるのが、JR東海が運営するリニア・鉄道館(愛知県名古屋市)だ。

2011年3月に金城ふ頭にオープンしたリニア・鉄道館


リニア・鉄道館には39両の実物車両が展示されているが、イチオシはエントランス入ってすぐに展示されている3つの車両だ。

【写真】超電導磁石と地上に設置したコイルとの間に生じる磁力で車体を浮上させて走る「超電導リニア MLX01-1」(手前)

1994年に製作された「955形新幹線試験電車(300X)」(展示車両は1996年当時の状態を再現)

東海道本線の特急「つばめ」「はと」などの牽引にも使用された「C62形式蒸気機関車」


2003年に山梨リニア実験線で581km/hを記録した「超電導リニア MLX01-1」、1996年に443km/hを記録した「955形新幹線試験電車(300X)」、1954年に129km/hを記録した「C62形式蒸気機関車」の実物車両。当時の世界最高速度を記録した車両の揃い踏みは、まさに迫力満点。続いて車両展示エリアに展示された32両からおすすめを紹介。

鉄道の歴史に名を刻む名車両32両が一堂に会する


東海道新幹線を中心に在来線などの実物車両が展示されていて、一部の車両を除き車内に入ることが可能。実物車両をいろいろな角度から見て、ふれて、乗って、その迫力を実感できる。ここで見逃せないのが、「ホジ6014号蒸気動車」と「0系21形式 新幹線電車」だ。

2019年7月に重要文化財に指定された「ホジ6014号蒸気動車」

「0系21形式 新幹線電車」は、世界で初めて最高速度時速210kmで営業運転を行った


100年以上前に製造された「ホジ6014号蒸気動車」は、客室内に小さな蒸気機関車を組み込んだ構造。現存する唯一の蒸気動車でもあり、気動車の始祖とも呼ばれている。また「0系21形式 新幹線電車」は、東海道新幹線の開業時(1964年)から使用されている0系と同型の先頭車。丸みを帯びたフォルムがかわいいと、幅広い世代から人気だ。

N700系新幹線の実物大の運転台で臨場感と迫力のある運転操作を体験できる「新幹線シミュレータ 『N700』」、在来線(313系、211系)の運転シミュレータ(各先着順・有料)などの本格的なシミュレータにも挑戦してほしい。

「新幹線シミュレータ 『N700』」では、最高速度285km/hで疾走するN700系ならではのスピード感が楽しめる


ほかにも、鉄道ファンならずとも必見なのは「鉄道ジオラマ」だ。東海道新幹線沿線の建物や風景を精緻に再現した日本最大級のジオラマで、中にはおとぎ話の主人公が登場するなど、楽しい仕掛けがたくさん。20分ごとに朝、昼、夕と変化する様子も美しい。

HOゲージの鉄道模型を活用したジオラマを700系やN700系新幹線などが駆け巡る


いつの時代も人々の暮らしを支える鉄道車両の進化とその迫力を、リニア・鉄道館で体感しよう。

■リニア・鉄道館
住所:愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
電話:052-389-6100(10:00~17:30、休館日を除く)
時間:10:00~17:30(入館~17:00)
休み:火曜(祝日の場合翌日)、12/28~1/1
料金:大人¥1000、小中高生¥500ほか
駐車場:なし、5010台(名古屋市営金城ふ頭駐車場¥500/60分、入庫から24hまで上限¥1000、土曜・日曜・祝日¥1500)
交通アクセス:あおなみ線金城ふ頭駅より徒歩2分
※現在は臨時休館中。2020年6月3日(水)より営業を再開。詳しくはHPを参照

画像提供=リニア・鉄道館

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