【コロナ対策情報付き】会津武家屋敷の見どころを徹底紹介!激動・幕末会津の世界に浸る

東京ウォーカー(全国版)

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会津武家屋敷(福島県会津若松市)の見どころをはじめ、グルメやお土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

会津武家屋敷ってどんなところ?会津の歴史に触れられる感動ミュージアム

表門に足を踏み入れると、タイムスリップしたかのような空間が広がる

鶴ヶ城に代表される歴史や、文化・伝統が今も息づく城下町、福島県会津若松市。老舗の商店や蔵、歴代藩主が愛した風情ある庭園など、歴史を感じさせる名所・旧跡も多い。中でも会津の歴史を深く知りたいのなら、「会津武家屋敷」がおすすめ。会津藩23万石の家老・西郷頼母邸を復元した施設を中心に、福島県の重要文化財を含む歴史的な家屋や資料館からなる“歴史テーマパーク”となっている。

【見どころ1】敷地内には歴史建造物が目白押し

【写真】家老屋敷外観。会津藩23万石の家老ともなると立派なお屋敷に住んでいたことがわかる

幕末の戊辰戦争で会津城下は戦火にさらされ、多くは消失してしまったが、それを惜しんだ地元の人の声により会津の歴史・文化・精神を後世に伝えるために、会津武家屋敷が建てられた。

中でも「家老屋敷」は表門に足を踏み入れると、そこから一気に江戸時代へとタイムスリップ。家老居宅邸を復元したものとして全国的にも珍しく、けやき・ひのき・杉材を使用した和様建築の豪華壮大な造りとなっている。敷地面積は2400坪、建築面積280坪におよび、部屋数38、畳の数は328枚!

戊辰戦争の際の自刃シーンも再現


屋敷内には当時の様子をはじめ、戊辰戦争の際、頼母の妻である千重子が夫の入城を見送ったあと、屋敷に居合わせた家族や親戚21人と自刃したシーンなどを再現。各室内には生活調度品が置かれ、厳粛な当時の会津武士の生活の様子をうかがうことができる。

徳川幕府直参五千石の旗本・松平軍次郎の代官所であった旧中畑陣屋


また、「旧中畑陣屋」も必見。徳川幕府直参五千石の旗本・松平軍次郎の代官所として、中畑村など七ヶ村を支配していた。現在の矢吹町から移築復元した建物で、福島県の重要文化財に指定されている。

【見どころ2】わかりやすい展示で江戸時代の会津藩の様子を体感

藩米精米所。移築復元されたものだが動くさまは迫力満点

見応えがあると人気なのが「藩米精米所」。なんと今から約170年前に白河藩で使用されていた水車を使った精米所を移築復元。直径4メートルもの水車は大迫力!現在も水の重みだけで実際に回り続けていて、1日16俵の精米が可能。当時は東北一の規模だったとか。

その佇まいからも、”わび・さび”の世界を感じることができる


茶室「嶺南庵麟閣(れいなんあんりんかく)」は、会津に茶道を広めた千少庵(せんのしょうあん/千利休の養子)が鶴ヶ城本丸に作った茶室「麟閣」の遺構の流れを汲んで復元したもの。少庵の茶道は、会津の茶の湯の源流とされている。

【グルメ】武家屋敷で楽しめる郷土料理の数々

「九曜亭」の外観。春には桜を眺めながらの食事が楽しめる

会津武家屋敷には、歴史の郷の美味三昧、郷土料理、会津野が育んだ里の味など、四季の恵みを感じられる「御食事処 九曜亭」がある。

会津三昧膳は品数も多く彩り豊か。目と舌で楽しめる御膳となっている


会津の味を一度にいろいろ食べてみたい人には、「会津三昧膳」(1500円)がおすすめ。にしんの山椒漬けや棒鱈煮(ぼうたらに)、こづゆといった郷土料理と、山菜わっぱ飯がセットになった御膳で、古くから伝わる保存食やお祝いごとの“ハレ食”などが味わえる。

勝どき膳には会津の漆器を使った料理が並ぶ


「九曜亭 勝鬨膳(かちどきぜん)」(1900円)は、器に会津漆器を用い、筑前煮やポークソテー、鰊山椒漬け入り白和えなど、料理と漆器のマリアージュを楽しめる。1日10食限定。

そのほか、女性に人気の野菜をふんだんに使用したヘルシーな「じょっこラーメン」(840円)、翡翠麺(クロレラ入り)と蕎麦ラーメンの2種類の手打ち麺が味わえる「ふたつのそば」(1050円)、自家製大あげを使った「あいづこんこんさま」(3枚入り1050円)など、アイデアと素材のおいしさが詰まったメニューがいっぱい。

【お土産】福島の名品と出合える豊富な品ぞろえ

会津地方の特産品や工芸品は眺めているだけでも楽しい

屋敷内にあるお土産ショップ「郷工房 古今(ここん)」には、会津・福島の伝統の中で作られてきた生活の名品をはじめ、さまざまな商品がそろっている。普段使いができる人気の窯元の陶器や漆器、赤べこや土人形といった民芸品や限定グッズ、地元の人からも太鼓判が押される地酒や酒器、地元作家による伝統工芸品などなど。お土産だけを買いに訪れる人もいるというほど豊富な品ぞろえなので、お気に入りの逸品が見つかるはず!

【おすすめ】施設担当者に聞く!会津武家屋敷の楽しみ方・お得情報

「会津武家屋敷は松平家御廟を背景に、近くには近藤勇の墓や藩主庭園、御薬園(おやくえん)、また北に向かえば飯盛山(いいもりやま)など、周囲にも歴史的な観光スポットがたくさんあります。敷地内の各施設には『音声こんしぇるじゅ』という無料音声ガイドが設置されていて、スマホでQRコードを読めば音声案内を聞くこともできます。一つひとつ丁寧に解説しているので、そのアナウンスを聞きながら巡るのがおすすめ。1日見学してもすべてを見切れない充実の内容です。JAFカードがある人は個人でも団体割引料金が適用され、また、バスのフリー乗車券を持っていると100円割引となります」(会津武家屋敷・広報担当)

【アクセス】周遊バスを使えばお得に入場&周辺散策も

レトロな雰囲気のバスに揺られ、街中散策へ

車を利用する場合は、磐越自動車道会津若松ICより約15分。電車を利用する場合は、JR会津若松駅よりタクシーで約7分、またはバスで約15分。バスは、会津若松市内の観光スポットを循環運行する便利なまちなか周遊バス「ハイカラさん」か「あかべぇ」を利用し、会津若松駅前バス停より会津武家屋敷前バス停で下車。1回乗車大人210円・小人110円、1日フリー乗車券大人600円・小人300円。フリー乗車券は駅前バス案内所にて購入可能。

【新型コロナウイルス感染予防対策】

・咳や熱など体調に不安のある方、体温37.5度以上の方は入場をご遠慮ください。
・館内では適切な距離をあけて観覧をお願いします。
・近距離および大声での会話はお控えください。
・マスク着用のご協力をお願いします。
・除菌アルコールを設置しておりますのでご利用ください。
・混雑時には入場を制限させていただく場合があります。
・体験コーナー並びに食事席は半分の席数にして利用いただいています。
・定期的な消毒、清掃、換気を行っています。
・スタッフはマスク着用をしています。
・体験、飲食コーナーなどソーシャルデスタンスを心がけております。
・金銭やチケットの授受はトレーを介して行います。

取材・文=水島彩恵

<施設情報>
住所:福島県会津若松市東山町大字石山字院内1
アクセス:【電車】JR会津若松駅からまちなか周遊バスで約15分、会津武家屋敷前下車すぐ/【車】磐越自動車道会津若松ICから約15分
時間:4~11月8:30~17:00、12~3月9:00~16:30
休み:12~2月の毎週木・金曜日 ※イベント等で開館になる場合あり
駐車場:100台(無料)
料金:大人850円、中高生550円、小学生450円。その他団体料金(25名以上)、年間パスポート等あり

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年10月時点の情報です。

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