リアルすぎるイラストが話題!写真のような精密さに目を奪われる人が続出

関西ウォーカー

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精巧でありながら、どこか切ない昭和の香りが漂い印象的…。そんな風景を切り取ったイラストがTwitterで話題になっている。作者は「ハンカチさん」といい、Twitterフォロワー3万人以上の注目のイラストレーター。「まるで写真みたい」「リアルすぎる」と好評を得る作品は、一度見たら忘れられない。

ハンカチさんはTwitterで何気ない日常を発信しているが、自身についてはほとんど触れていない。そんな謎に包まれたハンカチさんに話を聞き、作品に対する想いに迫った。

大阪・梅田周辺を描いた、ハンカチさんの代表的なイラスト。変わらない街の風景もハンカチさんの手にかかると、みずみずしさが漂う


新海誠監督に憧れてイラストの投稿をスタート


柔らかい輪郭で描かれる窓から差し込む光と、床に反射する光が美しい

絵を描くこと自体は小学生の頃から好きだったというハンカチさん。現在のようにイラストを投稿するようになったのは約4年前からで、友人の言葉がきっかけだったとか。「友人が当時ヒットしていた新海誠監督のアニメ映画を勧めてくれたんです。それを見た時に、『自分もこういう絵を描けたらな』と思いました」と語る。

人と光を感じさせる、写真のように繊細な作品

香川県の駅を描いた作品。シンシンと降り注ぐ、切なげな雪の描写が魅力

ハンカチさんは「人の生活が感じられる風景が好き」だと語る。「この風景には、どんな人がいるんだろう。こういう人がいる場所はどんな雰囲気なんだろうと、想像しながら描くのが好きなんです」。

これらの作品は、自分自身で訪れ、写真に撮って記録しているそう。その方が、場所の雰囲気や感情をイラストに反映しやすいのだという。

どこか懐かしさや温かさを感じさせるイラスト

大阪の梅田新道を描いた作品。空から差し込む、光が美しく描かれている

電車の車体に柔らかな夕日が差し込む

何気ない風景も、光の存在感で印象的なイラストに


また、大きく拡大しなければ見えないような点や線にもこだわりがあるそうだ。「一見、見えない部分もイラストを構成する重要な要素。そんな部分こそ手を抜かずに描くようにしています」と、ハンカチさん。背景に小さく描かれている影さえも、微妙なゆらぎやフォルムをきっちりと捉える力の入れようだ。

「作品を描く上で、最も大切にしているのが光の描き方です。ただただ描写するのではなく、そこにちゃんと温かみを感じられるように明暗を付けています」

写真と見間違うほどの精細なイラスト

ビルの窓や遠くに見える建物は、鉄骨の骨組みまで描き込まれている

日常のワンシーンから、絵になる瞬間を切り取るのもハンカチさんの特徴だ

植物の葉っぱも一枚一枚丁寧に描かれている


見る者を魅了するイラストを世に発信し続けるハンカチさんだが、今後は大きな目標に向かって進んでいきたいという。

「作品としてのイラストをひとつずつ描き続け、いつかは1本のアニメのような作品を作りたいと思っています」

人や光の温かさが詰まったハンカチさんの作品は、眺めるだけで幸せな気持ちになれる。

取材・文=橋本未来

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