【コロナ対策情報付き】メリケンパークの楽しみ方徹底ガイド！人気撮影スポットや震災メモリアルパークを紹介

メリケンパークの見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート！(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

メリケンパークってどんなところ？神戸開港から150年余、“みなとまち神戸”のシンボル

神戸の観光スポットとしておさえておきたいメリケンパークは、2017年に神戸開港150周年を記念してリニューアルした注目スポット。フォトジェニックな撮影スポットや震災メモリアルパーク、大噴水、ユニークな建築デザインのスターバックスコーヒーもあり、見どころが満載。周辺には神戸ハーバーランドがあるので、食事スポットにも事欠かない。そんなメリケンパークを実際に訪れる前に、基本情報をチェックしておこう！

メリケンパークがオープンしたのは、1987年のこと。メリケン波止場と中突堤の間を埋め立てたウォーターフロント緑地で、総面積は7.6ヘクタールとかなりの広さだ。石畳の遊歩道や展望広場、芝生広場、桜並木、噴水があるので、神戸の海を感じながらゆったり散策するのがおすすめ。タイミングによっては、港に大型船が停泊していることもあり、港ならではの風景を写真におさめることができる。

敷地内には、阪神・淡路大地震で被災したメリケン波止場の一部を保存した「震災メモリアルパーク」(1997年竣工)をはじめ、展望台を有するポートタワーや神戸海洋博物館もあるので、時間をかけて巡りたい。

【見どころ1】フォトジェニックなモニュメント前で記念撮影

はじめに紹介したいのは、2017年春のリニューアルで登場し、撮影スポットとして大人気のモニュメント「BE KOBE」。特に観光シーズンは撮影待ちの長い列ができるので、タイミングを見計らってシャッターを切ろう。モニュメントに上るのは禁止なので、マナーを守って撮影を。

夜に浮かび上がる、カラフルにライトアップされた「BE KOBE」も特別感たっぷり。昼とはガラリと変わった雰囲気を体感できる。

【見どころ2】震災メモリアルパークで震災のありさまを心に刻む

震災メモリアルパークは、1995年1月17日午前5時46分に発生した兵庫県南部地震により被災したメリケン波止場の一部を、当時の状態のまま保存し、大震災の教訓と港の重要性を伝えている公園。展示スペースには、神戸港の被災状況や復旧の過程、復興計画が記されているので、忘れてはならない大災害にじっくりと向き合うことができる。

隣接する神戸海洋博物館にも、港に関する震災の記録や復興の記録、関連資料を保管しているので、合わせて訪れてみるのがおすすめだ。

【見どころ3・イベント】20分間隔の噴水ショーを昼も夜も満喫

メリケンパークの東側には、神戸開港150周年のリニューアル後、これまでの噴水池を改修してさらに楽しめるようになった大噴水がある。最大で5メートルまで上がる水しぶきに、気分が盛り上がること間違いなし。塩素剤で水質管理されているので、子供が安心して遊べるのもポイントだ。

夜にはLEDでライトアップされ、周りのイルミネーションともあいまって特別感たっぷり。また、18時から21時までは、20分間隔で約3分間の噴水ショーが開催されており、華やかな演出に目を奪われる。

音楽は、神戸らしさを醸し出すジャズ、ピアノ、オーケストラの3種類。神戸のベイエリアならではのイルミネーションに包まれて、幻想的な気分に浸りながら夜の散歩を楽しもう。

【見どころ4・お土産】ポートタワーでパノラマに広がる神戸を一望

ポートタワーの有料展望ゾーンは5階層あり、それぞれの楽しみ方ができるのが魅力。まず、最上階の展望5階からは、港や神戸の市街地を見渡せるパノラマの絶景が堪能できる。展望4階には「おみやげショップ」があるので、グッズなど神戸らしいお土産探しを。

展望3階には床が20分かけて360度回る「SAKE TARU LOUNGE」があり、神戸・灘の酒を味わいながら夜景を満喫できる。さらに展望2階では、神戸ポートタワー全体の、和楽器の鼓(つづみ)をタテに伸ばしたような独特の双曲面構造を体感して。展望1階では、近づくとセンサーで床が透明になる部分が2カ所あるので、地上75メートルの空中散歩気分を楽しもう。

入場料金は、大人700円、小中高生300円(いずれも税込み)で、幼児は保護者1名につき2名まで無料。海洋博物館とのセット券も用意されている。

【見どころ5】オブジェやウォールアートを鑑賞

メリケンパーク内には、これまでに紹介したスポットのほか、オブジェやウォールアートが点在している。その一部を紹介しよう。

カラフルなモニュメント、オルタンシアの鐘は1990年に第1回神戸ファッションフェスティバルが開催された際、記念に設置されたもの。オカリナをモチーフにデザインした穴の中には鈴があり、阪神・淡路大震災までは鐘が鳴っていたそう。

キュートなモンスターのウォールアートがあるのは、メリケンパークの東側入口より50メートルほど歩いたところ。ハワイのカカアコ地区で有名なウォールアートを手掛けた、Kevin Lyons氏によるポップな作品を背景に撮影しよう！

【回り方・所要時間】海を感じながら、記念撮影しつつ巡ろう

メリケンパーク内をスムーズに巡るには、まずは震災メモリアルパークを見学しよう。防波堤沿いを南に進み海を眺めながら、途中噴水広場で小休憩。「BE KOBE」のモニュメント前では記念撮影をお忘れなく。そのほど近くにあるオルタンシアの鐘をはじめ、モニュメントもぜひチェックを。ここまでで所要時間は60分ほど。海を眺めながらゆったり過ごすなら、時間に余裕をもって訪れよう。

【グルメ】隣接するカフェやホテルレストラン利用をおすすめ

メリケンパークを散策途中にカフェで一服するなら、スターバックスコーヒー 神戸メリケンパーク店へ。港に停泊するクルーズ船をイメージしたという外観や、環境に配慮した内装は温かみがあり落ち着ける雰囲気。

ランチなら、曲線が特徴の外観が目を引くメリケンパークオリエンタルホテルがおすすめだ。海をすぐそばに感じながらのランチやディナーが叶うので、あらかじめ予約しておくのもよさそう。バーから臨める神戸の夜景も美しい。

【混雑情報】人出が多い観光シーズンも敷地が広いのでゆったり過ごせる

夏休みやGW、年末年始といった観光シーズンに特に混むのは、「BE KOBE」のモニュメント前での撮影とスタバ。敷地面積が広いので、散策や芝生広場で過ごすのは問題ない。ただし、時期によっては養生のために芝生広場に立ち入れないこともあるので気を付けて。

「メリケンパークは昼も魅力的ですが、夜も美しくおすすめです。神戸港を背景に四季折々に変化するライトアップが好評なので、ぜひ自分だけの“映えスポット”を探してみてくださいね」(メリケンパーク広報・兼高さん)

【アクセス】電車なら市営地下鉄みなと元町駅が最寄り駅、車でも京橋ICからすぐ

電車で訪れるなら、徒歩5分と一番距離が近いのが神戸市営地下鉄みなと元町駅からのアクセス。JR・阪神元町駅からも徒歩10分なので、神戸の街並みを楽しみながら移動するのもいい。車なら阪神高速道路3号神戸線・京橋ICから約5分の距離だ。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・観光の際はマスクを着用ください。
・手洗い、うがいの励行をお願いします。
・発熱、咳、くしゃみ、全身痛、下痢などの症状がある場合は出入りをご遠慮ください。
・その他、注意事項が書かれた看板を設置しておりますので、ご一読ください。

取材・文＝シキタリエ、水島彩恵

＜施設情報＞
住所：兵庫県神戸市中央区波止場町2
アクセス：【電車】神戸市営地下鉄みなと元町駅から徒歩5分、JR・阪神電鉄元町駅から徒歩10分 【車】阪神高速道路3号神戸線京橋ICから約5分
営業時間：終日開放
定休日：なし
駐車場：メリケンパーク西側隣接駐車場113台(税込210円/30分)、オークラ北側駐車場270台(税込210円/30分)
料金：メリケンパーク入場無料、ポートタワー／大人700円・小中高生300円、海洋博物館／大人900円・小中高生400円、共通券／大人1300円・小中高生550円(いずれも税込み)

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年10月時点での情報です。