鬼滅の刃「無限列車」のモデルが京都に!?コスプレイヤーも注目するSLを紹介
関西ウォーカー
社会現象を巻き起こす大ヒット作「鬼滅の刃」をアニメ映画化した「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、2020年10月16日より公開中だ。当初は3月29日に公開予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期。それからおよそ7か月、待ちに待っていた人も多いことだろう。
無限列車編といえば、主人公の炭治郎らが大きく成長するきっかけとなる超重要エピソード。舞台となるのは、これまでに40人以上の人が行方不明になっているという「無限列車」だ。
なんと、この無限列車のモデルになったと言われているSLが、鉄道の歴史を知れる「京都鉄道博物館」に展示されているという。以前よりその存在はコスプレイヤーを中心に知られていたが、映画の公開をうけて更に注目度が上昇中。詳しく紹介しよう。

無限列車を思わせる蒸気機関車・8620形8630号機について
1914(大正3)~1929(昭和4)年に687両が製造された、8620形蒸気機関車。「ハチロク」の愛称で親しまれるこのSLが、「無限列車のモデルでは」とファンの間で話題に。

8620形蒸気機関車は輸入機関車を参考に、本格的に量産された日本初の″旅客用蒸気機関車″で、当初は幹線の急行列車を中心に使用。天皇・皇后両陛下の鉄道利用時に運行される″お召し列車″の専用機にも、指定されたそう。
後継機が登場すると地方へ転出し、全国各地で活躍。1975(昭和50)年に最後の1両が廃車となるまで、長期にわたって人々の交通を支えてきた。京都鉄道博物館が所蔵する8630号機は1914(大正3)年に製造されて東北地方で運用されたのち、1972(昭和47)年に動態保存(動作可能な状態で整備・保存すること)されたそう。
8620形8630号機の他にも見どころが満載の京都鉄道博物館。せっかく訪れたなら、館内をじっくりと見て回ってほしい。


「実物の蒸気機関車がけん引する客車に乗車できる体験展示『SLスチーム号』が、見どころです。日によって走行する蒸気機関車は変わりますが、『ハチロク』が走行する場合もありますよ。往復1kmの旅を、楽しんでみませんか?」と、同館広報担当の数井さん。
※SLスチーム号は別途料金が必要
コスプレイヤーの聖地としても人気
8620形8630号機の前で写真を撮影するコスプレイヤーも多数。映画の公開を受けて、無限列車に乗り込む前の炭治郎、善逸、伊之助らを再現する人も増えそうだ。

なお京都鉄道博物館でのコスプレについては通常の来館者も多いため、マナーを守りお互い気持ちよく過ごせるように行動しよう。
待望の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」公開により、各地のSLも改めて注目されそうな予感。なかでもモデルと言われる京都鉄道博物館のハチロクは、今後より一層人気が出そうだ。そのただならぬ雰囲気や重厚感は、きっとSLをはじめて見た伊之助のように圧倒されること間違いなし。ぜひ生で見て、本物の凄みを感じてほしい。

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
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