日本近代美術の流れを辿る、井原市立田中美術館で「荻原守衛〈碌山〉-ロダンに学んだ若き天才彫刻家-」開催

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岡山県井原市にある「井原市立田中美術館」で、特別展「没後110年 荻原守衛〈碌山〉-ロダンに学んだ若き天才彫刻家-」を11月29日(日)まで開催中。

特別展「没後110年 荻原守衛〈碌山〉-ロダンに学んだ若き天才彫刻家-」チラシ・表 写真は主催者提供


荻原守衛(碌山、1879年-1910年)は、長野県南安曇郡東穂高村(現、安曇野市穂高)に生まれ、留学先のパリでオーギュスト・ロダンの代表作《考える人》に接し彫刻家になることを決意。

留学中は、日本の近代彫刻の礎を築いた記念碑的作品《坑夫》など20数点の彫刻を制作。帰国後は、ロダンの影響を受けながら独自の彫刻を模索し、文展に《文覚》や《北条虎吉胸像》などの意欲的な作品を発表、1910年(明治43年)には日本近代彫刻史上最高傑作といわれる《女》を制作したが、その年の4月20日に30歳の若さで没した。

【写真】《文覚》1908年(明治41年)公益財団法人碌山美術館蔵 写真は主催者提供


明治時代後期に登場した荻原守衛は、帰国後わずか2年の活動期間ながら、日本彫刻界にロダニズムの新風を吹き込んだ。荻原と親交のあった高村光太郎、戸張孤雁、中原悌二郎といった同時代の彫刻家たちも、ロダンと荻原の存在によって自己の芸術を開花させ、大正期の彫刻界で頭角を現していった。

本展では、荻原守衛の全彫刻15点を始めとするブロンズ、素描、油彩画を展示。彼の追求した芸術を検証すると共に、同時代に活躍した彫刻家、画家の作品を観賞することで、明治後から大正へと続く日本近代美術の流れを辿る。

夭逝の天才彫刻家・荻原守衛の作品を観に「没後110年 荻原守衛〈碌山〉-ロダンに学んだ若き天才彫刻家-」に出かけよう。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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