美しい絵絣20点を展示、智頭町の石谷家住宅で「安陪寿恵 絵絣 遺作展 あなた好み」開催

鳥取県八頭郡智頭町にある石谷家住宅(いしたにけじゅうたく)で「安陪寿恵 絵絣 遺作展 あなた好み」が11月23日(祝)まで開催中。

石谷家住宅は、江戸時代に大庄屋、明治時代に国会議員といった重職を代々務め、地域社会の躍進に大きな役割を担ってきた石谷家が建てた木造家屋。大正期に、当時の主要事業である山林経営に対応するため大規模な改築工事を行った。敷地は広大で、そこに建つ建物、築かれた庭園は、用いている資材、デザイン、施工技術ともに最高の水準にあり、その完成度はすこぶる高いと評価され、2009年には国の重要文化財に指定された。

そんな石谷家住宅の展示室で開催されている「安陪寿恵 絵絣 遺作展 あなた好み」は、2019年に亡くなった元鳥取市在住・安陪寿恵氏の初となる遺作展。絵絣(えがすり)とは、よこ糸によって花や鳥などの絵画風の模様を織り出した染織絣(そめおりかすり)の一種。本展では安陪氏が手がけた百合や椿をモチーフにした大胆なデザインのオリジナル作品20点余りを展示する。

「安陪寿恵 絵絣 遺作展 あなた好み」で、愛のこもった美しい絵絣を観賞しよう。

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