地元・福岡の劇団がキャナルシティ劇場にて“青春群像劇”を公演
九州ウォーカー
福岡を中心に活躍中の劇団・万能グローブガラパゴスダイナモスが、5月3日(水・祝)にキャナルシティ劇場(福岡市博多区)で第23回公演「星降る夜になったら」を開催する。

同作品は、星が瞬く晴れた夜に、とある山中のロッジに集まった元天体観測部員、不仲のカップル、小説家とその担当、お笑いコンビ、泥棒一味、記憶を失った男など19人の男女が織りなす青春群像劇。

万能グローブ ガラパゴスダイナモス(通称:ガラパ)は、2005年の旗揚げして以来、ワンシチュエーションコメディの作品を展開。イムズホールや、ぽんプラザホールなど福岡の小劇場を中心に活動を行い、本公演で初めてのキャナルシティ劇場進出となる。

同公演の合同記者会見にて、劇団主宰の椎木樹人は、「12年前、劇団を作った時いろんな夢がありました。それを1つずつクリアした12年間だったのですが、その夢のなかでも叶うかどうかわからないぐらいの大きな夢が“キャナルシティ劇場公演”でした。キャナルシティ劇場は、日本のトップレベルの役者たちが立ってきた九州最高峰の舞台だと思っています。福岡という土地で演劇をやってきた僕たちが、福岡全体、演劇全体、文化全体を盛りあげられるような公演にしたい」と、熱い思いを語った。

また、脚本・演出を担当する川口大樹は、「『星降る夜になったら』は、元々、専門学校の生徒のために書いた作品です。19歳に向けて書いたものなので、ものすごく甘酸っぱい内容で、ど真ん中の青春群像劇になっています。作品のイメージカラーは青。夜から夜明けにかけて、さまざまなドタバタが起こる内容なのですが、キャナルシティ劇場で公演するにあたって1番この作品がまっすぐ力がある作品だと思って選びました。前回、劇団で再演した時(2013年5月・イムズホール)は、専門学校生に書いたものをあまり書き換えずにやったのですが、今回はメンバーに合わせて脚本を書きなおそうと思っています。ひと晩に起こる夢のような話、星空のなかに溶けていくような、はかない青春の思い出が消えていくような抽象的な世界をキャナルシティ劇場でやれることが楽しみです」と話した。

同公演には、万能グローブ ガラパゴスダイナモスのメンバー9名の他に、ヨーロッパ企画の永野宗典や、福岡の演劇界を代表する俳優ら10名が客演として参加する。記者会見では、客演メンバーが、青春・初恋エピソードを披露し、会場が笑いに包まれる一幕も。
チケットの一般発売は、2月18日(土)からスタート。今からゴールデンウィークの公演が楽しみだ。【福岡ウォーカー編集部/鶴田知子】
鶴田知子
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