フリースロー成功率1位!11月のシーホース三河月間MFP選手は叩き上げプレイヤー長野誠史!
東海ウォーカー
プロバスケットボールBリーグ2020−21シーズン。11月に行われたシーホース三河の試合を振り返り、東海ウォーカースタッフが独断で選ぶ月間MFP選手。MFPとは「MOST FIGHTING PLAYER」の略で、「最もアリーナを熱くして、頑張ってくれた選手」に贈る賞になる。今回は加入2年目のポイントガード、長野誠史選手を選びたい。

活躍の裏にはあのベテラン選手のサポートもあった
今シーズンに入ってブレイクの兆しを見せ、昨シーズンに比べて平均得点数、平均アシスト数、平均出場時間などの主要スタッツを伸ばし、解説者も長野のプレーを絶賛。フリースロー成功率は94.1%でリーグ1位(11月28日現在)を誇り、特に11月は要所で光るプレーを見せた。本人も調子の良さを自覚していて「今までで一番です」とここまでのゲームを振り返る。
「好調のきっかけは開幕カードのサンロッカーズ渋谷戦。プレッシャーの強いチームを相手に力を発揮できて手応えをつかむことができました。ポジティブなスタートを切れて、今はシュートもドライブも迷いなくやれています。(活躍については)急にスキルアップしたというよりは精神的な変化が大きいですね。あと、頭が整理できたこと。去年は加入1年目だから迷いもありましたが、今年はアシスタントコーチと積極的にコミュニケーションを図ることでやるべきことが明確になりました」
また、「柏木さんの存在も大きい」と話す。今年で39歳を迎える柏木真介は、かつてシーホース三河で11年間プレーしたベテランのポイントガード。今シーズンから新潟アルビレックスBBよりカムバックしており、数々のタイトルを獲得した“勝ち方を知る男”が長野に好影響を与えている。
「積極的なプレーが僕の持ち味ですが、それはミスをするリスクも秘めています。柏木さんからミスをしてはいけない時間帯についてよくアドバイスされますね。それを意識してプレーできている結果だと思います」



非エリートが努力でつかんだプロバスケ選手のチケット
現役Bリーガーは身体能力に恵まれ、小さい頃から「天才」や「超高校級」など、脚光を浴びていた選手が大半だ。それに比べると「僕はバスケエリートじゃないです」と学生のころを振り返る長野。高校は地元の金沢高校へ進学。高校バスケ最高峰の大会、ウィンターカップに出場は果たしたものの、「プロになる」という考えは全くなかったそう。
「高校卒業後は就職して、社会人クラブでバスケをしようとぼんやり考えていました。でも、関東の大学のリーグ戦を見るようになってから、この世界でやれたらと思うようになって。東海大学九州の監督から『プロを目指すならうちに来ないか』と声をかけていただき、進学することにしました」
東海大学九州では俗にいう“鍛えられるバスケ”が待っていた。「大学時代の練習をもう一度やれと言われても絶対にやりたくないですね」と笑う。ただ、大学在籍中にBリーグが発足。目指す場所がより具体的になり、長野の気持ちも固まった。「本当にきつかったです。でも、あの時間があるからプロになれたのだと思います」と振り返る。厳しい練習を黙々とこなして力を付けた長野は、自らの努力でプロの世界への扉を開く。夢は形となった。
努力を続けることでプロバスケ選手という肩書を手にした長野。ただ、ここがゴールではない。プロになることで次の目標や夢が見つかったはず。未来について大きな言葉を聞いたことはないが、現在の活躍を継続すれば、きっとリーグを代表するポイントガードの一人と呼ばれるようになるだろう。諦めないことの大切さを教えてくれた長野誠史。彼のプレーにこれからも注目しよう。


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