“料理界のM-1グランプリ”「DRAGON CHEF」に懸ける若きシェフの想いとは?

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

40歳未満の料理人の中から次世代のスターシェフNo.1を決める「ザ・プレミアム・モルツ presents DRAGON CHEF 2021」。初代「DRAGON CHEF」王者の座と優勝賞金1000万円をかけ、エリア予選を勝ち上がった若き一流シェフたちが毎回激しい料理バトルを繰り広げている。「米」をテーマにした対決が繰り広げられた6月19日放送の第9回では井上シェフが脱落し、残るシェフはわずか4名。決勝ラウンド進出を目前に控える中、ウォーカープラスが注目するファイナリストに「DRAGON CHEF」に懸ける想いをインタビューした。

26歳の若き実力派・髙木祐輔シェフ「優勝するための熱はあります」

髙木祐輔シェフ(東京代表)

サバイバルラウンドが佳境を迎える中、ウォーカープラスが注目しているシェフの1人が暫定3位、東京代表の髙木祐輔シェフだ。

目黒区祐天寺のスパイスカレー店「レカマヤジフ」のシェフとして、従来のスパイスカレーに旨味を加えるというコンセプトで新たなカレーを生み出す一方、かつてはザ・ペニンシュラ東京で中華料理を修業していたという経歴の持ち主だ。

26歳と残るファイナリストの中では唯一の20代ながら、一流のシェフたちと互角に渡り合う髙木シェフ。「自分の成長のために出場を決めた」という髙木シェフは「DRAGON CHEFには毎回テーマがあります。そのメニューを考えて、良かったりダメだったりという試行錯誤の過程があって、すごく成長につながっていると思います」と、戦いを通じての変化を話す。また「地域やジャンルの違うシェフの方たちの価値観や考え方、料理人としての生き方を直接対面して感じるところが多いです。それは自分のためになっているなと感じます」と、全国の若きシェフから刺激を受けているとも明かしてくれた。

【写真】残るファイナリストでは唯一の20代となる髙木祐輔シェフ


あくまで成長が第一で「絶対に優勝するという思いは僕にはそこまでなかった」と振り返る髙木シェフ。だが、実際に対決をする中で、この意気込みのままでは勝ち上がっていけないという危機感を覚えたという。「勝ちに行こうとしている人の料理は、技術的な部分ではなく、料理にかける思いがやっぱり違っていて。それは自分が勝ち上がっていく上でも必要だなと思いました。なので、今は優勝するための熱はあります」と、成長だけでなく、優勝に向けての想いを聞かせてくれた。

料理界もコロナ禍に直面する中で、髙木シェフは今後について「確かな決断はついていない」と話す。「料理人の生き方や価値観が世の中としても変わってきている途中の段階にあると思いますが、おいしい料理を作ることや料理に対する想いといった根本は変わっちゃいけないと思っています。今、自分は26歳ですが、35歳ぐらいまでが成長のピークだと思うので、それ以降自分がどういう料理人になるのか、時代の流れに合わせて自分の姿を模索したいと思っています」と、今後の展望を語った。

調理中の髙木シェフ


戦いの中で生まれた新たな絆。花田洋平シェフ「子供たちから憧れてもらえる料理人に」

花田洋平シェフ(大阪代表)

もう1人の注目株は、今回の対決で1位となった大阪代表の花田洋平シェフ。ANAクラウンプラザホテル大阪で15年、中華を極め続ける中華料理界期待の料理人で、数々のコンクールを受賞するなど確かな実績を持つ実力派だ。「DRAGON CHEF」には自分の腕を試すことはもちろん、レストランの知名度を上げ、1人でも多くの人にお店に来てほしい、とコロナ禍の影響を受けるホテル・飲食業界を盛り上げるべく参加した。

花田シェフは「しばらく連絡をとっていなかった人からも応援が届くことがすごく多いです。普段のコンテストではこんなことはないのでびっくりしています」と、同グランプリの影響力に驚いたと話す。

さらに花田シェフは、優勝をかけて戦うライバル、特に近畿エリア代表のファイナリストシェフたちとの間に絆が生まれてきたとも語る。

「近畿代表で出ているという想いはもともとはそんなになかったんですが、同じ近畿勢ということで一緒に移動したり終わってから話をする中で戦友みたいな関係が生まれて。先日は、「DRAGON CHEF」で作る料理のイメージに合う皿を探しに道具屋筋(千日前道具屋筋商店街。調理器具の専門店が並ぶ)に行ったら、たまたま三島さん(三島伴博シェフ。大阪代表のファイナリスト)に会って、『いいお皿持ってるんで使ってください』と九谷焼のお椀を貸してもらったんです。みんなが想いを託してくれるので、新しく背負うものができたというのはありますね」

真剣な表情を浮かべる花田シェフ


サバイバルラウンドに残る最後の近畿代表として、負けられないという想いを強くした花田シェフ。「この場に残れている以上は、必ず優勝できるように。中国料理界もホテル業界も今低迷しているので、自分の優勝というところで活気づけられたらなと思っています」と意気込みを話す。

「僕自身、『どっちの料理ショー』で活躍されていた吉岡勝美先生に憧れて料理人を目指したんです。今、僕には小さい子供が2人いるんですけど、自分も子供たちから憧れてもらえる料理人になりたいです。そして、今勤めているレストランをミシュランの星が取れるような店に押し上げて、育ててくれた恩返しをしたい。そうしたら、勝負して自分の店を出したいと思いますね」

第9回では中華土鍋ご飯で堂々の1位に


次回、サバイバルラウンド完結!決勝ラウンドに残るのは誰だ?

髙木シェフ、花田シェフのほか、山下泰史シェフ(福岡代表)と下國伸シェフ(北海道代表)が決勝ラウンド進出を懸け、サバイバルラウンド最後の戦いに臨む。実力伯仲の4人の中から、望みを繋げるのはどのシェフか…!?6月26日(土)の放送に期待だ。

この記事の画像一覧(全11枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る