何度だって「いいね」が押せるボタンが話題に!「企画デザイン2時」に聞く、バズりアイテムを生み出す秘訣

2021年8月10日 17:01更新

東京ウォーカー(全国版)

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おもしろい情報があると、すぐにいいねやリツイートを押して拡散できるSNS社会。それを逆手に取り、ユーザーの心を刺激して手に取りたくなるようなユニークな商品を生み出しているのが、京都の企画会社「企画デザイン2時」だ。

今回は、企画デザイン2時の代表でありプランナーの楢崎友里さんを直撃。モノづくりに対する姿勢やこだわり、「バズる」商品を生み出す秘訣などを聞いた。

「企画デザイン2時」のロゴ。名刺交換の際には「どんな意味が込められてるの?」と必ず質問されるそうだ


2時の方角のように“ななめ上”の発想で、世の中を楽しく!

企画デザイン2時は、商品企画を専門に行う企画デザイン会社。プランナーの楢崎友里さんと田中桃子さんの2名が起業して誕生した。「企画デザイン2時」という会社名には、「時計の2時の方角である“ななめ上”の発想を大切にする」という意味が込められているそうだ。

「動く点Pポーチ」。数学の授業でおなじみの「点P」が動くポーチ。テスト勉強にも役立つ⁉


そんな企画デザイン2時の代表作の1つが「物理的にRTといいねができるライト」。Twitterの「いいね」と「リツイート」のアイコンを模した作品で、ボタンを押せば、まるでTwitterのアイコンを押したみたいにピカッと光る。コメントでは「連打したい!」と大好評。10万件以上の“いいね”を獲得した。

「物理的にRTといいねができるライト」。SNSのアイコンをリアルに押している感覚を味わえる


「この作品のアイデアは『3Dプリンターで何を作ろう?』と考えたときに自然と湧いてきました。2021年のGWになにか新しいことをはじめようと思って、3Dソフトと3Dプリンターの勉強をしたことがきっかけです。このライトは3Dプリンターの練習として作りました」と楢崎さん。

商品のコンセプトはすべて、会社名の由来でもある「時計の2時の方角である“ななめ上”の発想」。思いもよらないような発想力で生み出される作品は、私たちのハートを鷲掴みにしてくれる。

「物理的にRTといいねができるライト」を3Dプリンタで製作している様子

「物理的にRTといいねができるライト」の設計図

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バズるためには、誰よりも真面目に

プランナーの楢崎さんと田中さんは、会社を立ち上げる前までは雑貨を多く手がける神戸の大手通販会社「株式会社フェリシモ」で企画開発を行っていた。しかし「企画専門の会社を作ることで新しいチャレンジがしてみたかった」という理由から2人で独立し「企画デザイン2時」を立ち上げた。

「企画の専門性を高めることで、『今まで以上におもしろい発想ができるようになるかも!』という修行のような気持ちで旅立ちました」と独立した理由を語る。現在も株式会社フェリシモと共同で商品を企画開発し、“バズる商品”を数多く手がけているという。

なかでも楢崎さんのお気に入りの商品が、「ユキちゃん・アラレちゃんクッション」「雨空を泳ぐクラゲの傘」「セクシー大根抱き枕」。どの作品もSNSで大人気だ。

「ユキちゃん・アラレちゃんクッション」。「アザラシが大好きなのでとても気に入っています。すごく癒やされますよ!」と楢崎さん

「雨空を泳ぐクラゲの傘」。山形県鶴岡市の加茂水族館の監修により、商品化が実現。写真を撮れば映えるのもポイント

「セクシー大根抱き枕」。「かわいいけどなぜかわいいのかは説明できない。不思議な存在感です」と楢崎さん


ヒット作を作りづける企画デザイン2時。楢崎さんに、バズる商品を企画するために大切にしていることを聞いた。

「散歩したり、買い物をしたり、といった日常生活のなかで目に入ったものに『なぜこうなんだろう?』と疑問を感じることは多いです。その疑問がアイデアの種になることが多く、常にスマホにメモして残すようにしています。おもしろいものほど真面目に作り込み、真面目に発表するようにしています」と楢崎さん。

日常のふとしたきっかけから生み出されるアイデアを、真面目に作り込む。社訓に「絶対に調子にのらない」を掲げる企画デザイン2時は、おもしろさと正面から向き合うからこそ、人々の予想を覆す商品開発ができるのではないだろうか。

「『おもしろい商品といえば2時!』と、たくさんの人に思い出してもらえるような愉快な会社にしていきたいです。また、『話題を作りたいけどアイデアの出し方がわからない』とお困りの方にアイデアを提供するようなお仕事をもっと広げていきたいです」と、楢崎さんは今後の仕事に意欲を見せる。

プランナーの楢崎さんと田中さん


“ななめ上”の発想を大切にして商品開発を続ける企画デザイン2時。これからも私たちをアッ!と驚かせ、笑顔にしてくれる商品を生み出してくれるにちがいない。

取材・文=福井求

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